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市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


第1回子ども白熱会議

 人工知能についての新聞記事を読んで意見を述べる「第1回子ども白熱会議 」のために、応募用ビデオを撮りました。


 ある生徒が、棋士の羽生善治さんの「"人工知能同士が対戦する棋譜でいい"と多くの将棋ファンが言ったら、棋士の仕事はなくなる。」という記事を紹介してくれました。棋士をアスリートのように捉えていた生徒は、

「なぜ、羽生さんが、人工知能の普及が棋士の職業を脅かすと考えるのか分からない」

と感想を述べました。そして、続く発表の中で、

「きっと羽生さんは、棋士という職業を"未来に残す棋譜をつくる人"と思っている」

という考えを述べてくれました。


 自分のやっている仕事で一番大事にしていることが「機械で代用できる」と言われたら、誰でもショックだと思います。そして、普通なら人間がやる利点を挙げて反論したくなるものですが、羽生さんの言い方は、少々、独特です。


 羽生さんは、自分の職業を市場原理に照らして捉えています。羽生さんは将棋ファンのいる市場と、そして人工知能も同じ市場を相手にしてそれぞれ戦っています。市場に必要とされる棋譜が人の物なのか人工知能の物なのかが、棋士という職業の存続を左右しているという指摘です。この考え方は、あらゆる職業で共通して使えます。そして、我々、職業人の戦う相手は人工知能そのものではないことを教えてくれます。


 会議に登壇するパネリストとして、他の生徒が2名選出されました。会議はどのように白熱するのでしょうか。楽しみです。


わくわく読書フォーラム2016


ろ過実験

 入会を検討されてる保護者から、

「アメブロの写真を見て、(できるお子さんが通う)特別な教室だと感じました。自分の子どもを入れても大丈夫でしょうか?」

という問い合わせをいただくことがあります。


 マナビオへ通う子ども達が「特別」であることは否定しません。しかし、写真から感じる「特別」なものの正体は、どこにでもいる普通の子ども達が「面白い!」と感じている姿にあります。つまり、「特別」なのは、「面白い体験」の中にあるのです。


 まずは、お子様が「面白い!」と思えるかどうか、無料体験をお試し下さい。


ぷちマナビオ「つぎはどうなる?」

 手を使って考える講座・ぷちマナビオの年長さんの生徒たちが、ハサミを使って教材を切り抜いています。この課題は、変化していく図を見て法則をみつける「つぎはどうなる?」です。


 使用している教材はマナビオのオリジナルです。ぷちマナビオの教材は、できるだけ課題を単純化しています。そうすることで、手作業をしながら考えることが楽しくなることに主眼を置くことができるのです。


 この課題の学びのテーマは「図を見て法則を見つけること」にあります。


 子どもの学年が上がると「何かを学ぶ」というと「講師が教えることを理解すること」と同じと考える保護者は多いです。方法論として間違いではありません。しかし、この課題を例に考えてみると、変化の法則を見つけないまま、講師の説明を子ども達が理解しただけでは、特別な学びを得ることないことが分かります。


 つまり、最終的には「課題を解決する方法を自力で発見する」ことが学びには必要で、その過程のドキドキ・ワクワクが子ども達の「楽しい」気持ちに結びつくのです。


第1回子ども白熱会議

 子ども新聞の課題記事を読んで意見を述べる「子ども白熱会議 」への応募用動画を撮影しています。撮った映像を最初に見て

「私って、こんな感じ!?」

という感想を持つ子が多いです(笑)。

 第1回のテーマは人工知能、対象は小4から小6です。


 自分の意見を他人が分かるように説明する方法を学ぶ、良い機会です。自分の姿を動画に撮って見ると、いろいろなことが気になるはずです。特別な指導をしなくても、話し方を変えたり、身振りを加えて説明するなど、子ども達は、自分で考えて、どんどん改善していきます。


 保護者に参加を勧めすると

「(内容が難しすぎて)うちの子には無理では...」

と心配される方が多いです。しかし、問題ありません。理解が難しいなら、「自分には理解できない」と意志を表明し、その理由を説明すればよいのです。大事なのは、自分の意志を表明する体験にあります。マナビオらしい「学び方」の1つだと思います。是非、参加をお勧めします。


星座早見盤

 日時計を手作りしたあと、星座早見盤の使い方や星空の中から北極星を見つける方法を学んでいるところです。


 星座早見盤を使うには経度、日時計を作るには緯度の知識が必要です。


 球面上にある任意の位置を角度で表す経度や緯度の考え方は、なかなかカッコイイ(?)と思います。しかし、残念ながら、小学校の教科書には「経度・緯度」は出てきません。指導要綱を見ていくと、中学校の社会科の地理的分野で学ぶ内容となっています。


 日々の生活では、自分が球体の表面にいることなど、考えることもありません。しかし、経度・緯度が異なると、日時計や星座早見盤の何が変わるのでしょうか?


 そのような感覚を小学生で学んでおくと、将来、科学の面白さに結び付くように感じます。