市原市「マナビオ」のブログ -35ページ目

市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。

 プログラミング教室で使用するScratchで、球の落下をシュミレートしてみました。

 

 球1つの落下プログラムに間違いはないようでした。ところが、同じプログラムで複数の球を時間差で落下させると、落下や上昇を繰り返すうち、球の動きにずれが生じます。

 

 厳密な機械による計算なのに、なぜズレが生じるのでしょうか?

 

 原因は、跳ね返りや頂上部など、動きの変換点の前後で差が生じていき、繰り返すうちに大きくなることが分かりました。

 

 コンピューターの「厳密さ」とは、人が考えるものとは、少し性質が異なるものなのです。

 

 この問題は、連動するプログラムの難しさや衝突判定のすり抜け問題へと繋がります。

 

 現実世界では再現の難しい、コンピューターならではの美しい動きだと思います。

 2017年のクリスマス会では、エンドレスカードを作りました。そして、マナビオのScratchとビデオを使ったオリジナルゲーム「だるまさんがころんだ」を皆で楽しみました。

 

 年長さん・小学生を対象とした年内最後のイベントを終えました。年末・年始、中学生には冬季講習があります。

 

 2017年、マナビオは開校して5年が経ちました。今年は、春のイベント「yotte」第2回を開催しました。夏のイベント「Hands-on」では、マナビオを飛び出し、かずさアカデミアホールで実験教室や工作教室を行いました。秋には市内小学生を対象に「子ども白熱会議in市原2017」を開催しました。

 

 来年も「マナビオらしい!」と言ってもらえる学びの環境、機会を作っていきます。

 科学読み物研究会12月例会の石黒久美先生「自然写真の撮り方教室」に参加しました。

 

 携帯やタブレットにクリップ式で取り付けるマクロレンズを使った、拡大写真の勉強会です。

 

 対象物に2cmぐらいまで近づいて撮影が可能です。手軽に拡大撮影を楽しめます。ピントが合う範囲が狭いので平らな被写体の方がきれいに撮れます。ブレをなくそうと携帯(やタブレット)を両手で持つと、シャッターを押す手がありません。「声でシャッターを切るアプリがあると便利だな」と思いました。

 

 100均で販売されている商品だそうですが、工夫すれば、立体物の高解像度撮影も可能だと思います。今度、試してみたいと思います。

 お札に隠されている秘密を子ども達が一生懸命探しています。

 

 人の手で作られた工業生産品の秘密を探ることは、自然の中から何か科学的発見をすることとは少し趣が異なります。しかし、「興味を持って何かをよく見てみたい」という欲求の根底にあるものはどちらも共通しています。それは「探求心」です。

 

 子ども達と日々接していると、探求心を育むことが、思いのほか難しいことに気づかされます。

 

 便利な世の中にあって、理科実験教室は、「何かを探求する」ことを実験から学べる、貴重な体験型教室だと思います。

 

 無料体験のお申込みはこちら

 ビスマスという金属の結晶です。

 

 原料のビスマスチップ購入にあたり、理科好きな方から声をかけいただきました。そして、週末の日曜日に結晶をつくる実験を行いました。

 

 チップのビスマスは、四角いタブレットガムのような形をしています。その原料チップを加熱して溶かし、液状になってから火を止めます。冷える過程で、不思議な色をした迷路のような形の結晶ができます。手のひらサイズですが、金属なので、ズシリと重いです。理科実験教室で作るミョウバンや尿素の結晶に比べると、短時間に結果が分かります。

 

 溶けたビスマスは銀色をしており、結晶の出来を外から見ることはできせん。Hands-onなどで企画できるとうれしいのですが、原材料費が高価であることと、結果を保証できないことが、悩ましい点です。