こんにちは。薬剤師の安美です。
私事ですが、
この1ヵ月ほど、胃腸の調子が悪かったんですね。
吐き気とかはないんですが、
なんとなく胃もたれする
胃のあたりに違和感がある
という感じで。
で、ついに胃酸が逆流する不快な症状まで出るようになりました。
3年前の人間ドックで逆流性食道炎を指摘されていたこともあり、
楽しい年末年始に楽しく食べれないのは嫌だと覚悟して、
病院を受診しました。
病院をすぐに受診しなかったのは、
恥ずかしながら、胃カメラが苦手だからです。
人間ドックの時は、
オーソドックスな口からの胃カメラ。
嗚咽が止まらず、死ぬかと思いました(>_<)
今回も決死の覚悟で臨んだのですが、
なんと、鼻からの胃カメラもOKとのこと!!
鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)だと、
チューブが舌の奥に触れないので、
「オエッ」となりにくいといわれています。
しかも、麻酔として鎮静剤なしでOK。
(鎮静剤を使うと自家用車での帰宅がNG)
もちろん、鼻からの胃カメラでお願いしました!!
ただ、チューブが鼻を通過できない場合は、
口からの胃カメラに変更になるそうです。
カメラ前にチューブを挿入して確認すると、
私の場合、右側は痛くて難しそうでしたが、左側は痛みなし。
なので、左側からの鼻から胃カメラとなりました。
他にも、
・鼻炎や副鼻腔炎などで鼻づまりがひどい方
・鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)などで鼻が曲がっている方
は、鼻からの胃カメラは難しいそうです。
鼻からの胃カメラも、
鼻粘膜への表面麻酔があります。
なので、痛みはそんなに感じなかったのですが、
やはり、チューブが通っていく感じのなんともいえない圧迫感、
それは相変わらずです。
とくに、鼻から食道にいくとき?の
喉になにか詰まった感じはつらかった。
思わず、嗚咽と涙…。
それでも、口からと比べて、格段に楽でした!!
口から胃カメラは、もう嫌だと思っていましたが、
鼻から胃カメラは、必要ならばしょうがないかと思えます。
そして、検査の結果は、問題なし!
逆流性食道炎でもなく、胃潰瘍もなく、ピロリ菌もいないとのこと。
胃がん検診でははなまるの胃だそうです。
ただ、レントゲン写真によると胃下垂気味で、
胃の動きが弱いとのこと。
診断は、
機能性ディスペプシア(FD:FunctionalDyspepsia)です。
(これについては、次回の記事で詳しく書きますね)
胃カメラで問題がなかったのはよかったものの、
胃の機能が衰えているのは悲しかったです。
そういえば、前よりたくさん食べれないなあ。
食べれないといえば…
胃カメラの時は絶食ですよね。
鼻から胃カメラの後も1時間は、麻酔の影響で食事ができません。
食事の前にお水を飲んでみて、むせたりしないか確かめてから食べるといいそうです。
あと、鼻から胃カメラ後の注意点としては、鼻血です。
強く鼻をかまないようにと看護婦さんに言われていたので、
軽くかんだつもりでしたが、鼻血がでました(>_<)
止まらない鼻血ではなく、粘膜が傷ついて少し出血している感じと思われます。
しかも、胃カメラ後、
鼻水が止まらない状態になってしまい、
何度も鼻をかむはめに…
寝るまでティッシュに血がついてましたが、
次の日は、鼻血はすっかり治っていました^^
そうそう、こういう出血リスクがあるため、
ワーファリンなどの抗凝固薬を服用中の方は、
鼻から胃カメラはしないケースが多いようです。
以上、私の初めての鼻から胃カメラ体験記でした。