花粉症の目薬、パタノールとアレジオン点眼液の比較 | 調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬メモ帳

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昭和生まれ2児の母でもある現役薬剤師が市販薬や病院の処方薬の知識、薬の飲み合わせなどを中心にお薬について(時々コンビニスィーツや子育てネタもあり)で書いているブログです。

こんにちは。

薬剤師の安美です。

 

 

前の記事で出てきたアレジオン点眼液。

 

私が使っているパタノール点眼液と同じ

抗アレルギー剤の目薬に分類されます。

 

 

娘がアレルギー性結膜炎になったときは、

アレジオン点眼液が処方されました。

 

 

 

パタノール点眼液とアレジオン点眼液*の比較をしてみました。

*アレジオン点眼液は0.05%とLXの2種類あります。

 

 

■添付文書上の効果効能:同じ

アレルギー性結膜炎

 

アレジオンもパタノールも
ヒスタミンの放出の抑制
ヒスタミンが受容体に結合してかゆみなどの症状を引き起こすのを防ぐ

という2つの働きをしていると考えられています。

 

 

■用法(使用回数):アレジオンLXのみ違う

パタノール点眼液、アレジオン点眼液0.05%:
1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼する。

 

アレジオンLX点眼液:1日2回(朝、夕)点眼する。

 

 

■コンタクトレンズしたまま使えるか:パタノールは不可

 

アレジオン点眼液0.05%、アレジオンLX点眼液はコンタクトレンズしたまま点眼可能。

 

 

■値段(薬価)

パタノールよりアレジオン点眼液の方が値段が高い!

 

■ジェネリック

パタノール(オロパタジン点眼液)、
アレジオン点眼液0.05%(
エピナスチン塩酸塩点眼液0.05%)はジェネリックあり。


アレジオンLX点眼液はジェネリックはない。

 

 

抗アレルギー薬の効果の出方には個人差があるので 

一概に強い・弱いとはいえませんが、

コンタクトレンズの使用や値段を合わせて選ぶとよいのではと思います。

 

 

 

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