おはようございます

占いもするカラーセラピストのmammyです


2021年ALSを発症した夫を在宅介護しています



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2022年秋


右手も不自由になり

筋力が落ちてきた夫


食事はまだ何とか自分出来ると

言うので



夫用の食器は

軽いプラスチックのものに変え


お箸からスプーンとフォークに変え


ビールはストローで飲む様になりました


夫のおかずは

大きくても小さ過ぎても

いけないので

一口で食べられる大きさに

カットします



それでも

腕を上下させていると

だんだん疲れてくるようでした



食事は

家族で一斉に食べますが

私が食べ終えた時点で

夫の食事を手伝うのが

この頃のスタイルでした



30年以上板前をしていた夫にとって

スプーンやフォークでの食事は

逆に食べた感じがしないようで


福祉道具の業者さんに

相談すると

こちらを紹介してくれました




業者さん曰く

この商品だけで

会社が成り立っているくらいの

ロングヒット商品なんだそうで



手の不自由な方には

一番おススメだと言われて

ためらいなく購入✨✨



使ってみた夫は


どういう仕組みかわからんけど

右手で持つだけで

楽勝で豆もつかめる✨✨


とご機嫌になりました




自分で食べることが出来る


と言うのは

かなり食欲に影響を与えます



箸ぞうくんを買ってからは

外出をする時は

必ず携帯して

外食の時も使う様にしたら


元々外食好きだった夫は



焼肉も町中華もお寿司も

居酒屋さんも洋食屋さんも


積極的に行きたがり

沢山食べてくれました



食べると言うことは

この頃堪能してくれましたが



いざ

車椅子で外食をしようと思うと

意外と

玄関に段差がないお店や

スロープのあるお店は

少なく



スロープがあっても

入り口が小さくて

車椅子が入らないお店や



入り口は車椅子が入っても

お店の通路や

テーブル同士の間が狭くて


車椅子が通らない

車椅子を方向転換出来ない

お店も多くて



夫が利用出来るお店というのは

けっこう限られていました



まあ

でも箱の大きさが有限だから

これは仕方ないことなんだろうね


とは思っていましたが



中には

車椅子ユーザーが利用出来る

テーブルはここだけ

と決まっていて

そこも 一般客が座っていたら

断られる

というお店もありました




当事者の夫は


大手チェーン店や

高級店は

徹底してバリアフリーが

行き届いている


と言っていましたが



個人店には

いろんな事情がありますし

売り上げを確保しなきゃ

いけないし

車椅子ユーザーに特化するのは

難しい面もあるでしょうね




もう何年前になりますか


百貨店の中にあるパーラーで

娘とお茶をしていたら

大きな電動車椅子に乗った年配の女性が

付き添いの方と入り口に見えました



中を見渡すと

奥の方に空いた席はありましたが

テーブル間は

車椅子で通れるほどの広さは

ありません



バイトらしき店員さんは

その車椅子の方に気付いていないようで



入り口に一番近いテーブルのお客さんは

車椅子の方をチラ見しただけで

おしゃべりに夢中



よそのお店も

お客が混む時間帯だったので

多分 違うお店でも

座るのは難しいだろうと思い



うちのテーブルなら

車椅子でも出入り出来るので



「私どもが奥のテーブルに移るので

 こちらでよろしければ

 座られませんか❓」と


お声がけしました



始めは遠慮されて

奥のテーブルに行くつもりだと

言ってみえたのですが


あちらまで行こうと思うと

周りのテーブルの方に

協力頂かないといけないから

通路側にある

こちらの席の方が移動がラクですし

ゆっくりして頂けますと

お伝えしている間に



娘が荷物を持って席を移動し

テーブルを拭いてくれたので


受けいれて下さいました



奥の席に映って

娘とおしゃべりしていたら

先程のお客様からですと

店員さんが

フルーツサンドを持ってきてくれました



え〜⁉️とビックリして

テーブルまでお礼を言いに行くと



「先程は

 ありがとうございました

 とても助かりました


 お好きな物か分かりませんが

 よろしければ召し上がって下さい」


とおっしゃって下さって



大したことは

していないのにとは

思いつつ

娘とありがたく頂戴しました



ここまでなら

微笑ましいエピソードなんですが



その様子を見ていた

となりのテーブルの若い子が



「え〜⁉️

 あんなの奢ってもらえるなら

 うちらが席譲ればよかった」


と言っているのが聞こえ




その想像力も共感力も乏しい

エゴ丸出しの発言に

ドン引きしました



同時に

きっと親も同じ価値観なんだろうな

と思いつつ



娘が

こういう発言をする育ち方を

しなくて良かったと


心から思ったので

忘れられない出来事となりました



あの一件は

夫が車椅子ユーザーになってから

よく思い出します



この話を夫にすると


「そのばあちゃんが

 ホントにどの位嬉しかったか

 今のオレには

 よく分かる」


と言っていました




あの時

自分には関係ないと

スルーしていたら

今になって

猛烈に後悔していたかも

しれません



今 周りからの厚意を

ありがたく受け取れるのは

過去に自分なりには

同じことを

出来ていたからかなと

思います



ともかく

この頃


夫に色んなお店で

色んな物を食べてもらうことが出来て

良かったなと


今になって思います


箸ぞうくんを使ったのは

比較的短期間でしたが

夫の食生活は

充実させてやることが出来ました



箸ぞうくん

おススメです


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