おはようございます
占いもするカラーセラピストのmammyです
2021年ALSを発症した夫を在宅介護をしています
ALSの介護をしていると
色んな方から
「大変ですね」
「えらいね」
「頑張り過ぎないでね」
と声をかけられます
確かにやる事は多いので
1日はあっという間に過ぎるし
体力や筋力はけっこう使いますが
大変かと言われると
みんなが思うほど
大変ではないです
ALSの介護が始まってからは
まだ2年半ですが
うちの夫は40代に入ってすぐ
男性更年期からくる自律神経失調症と
鬱を発症し
鬱から双極性障害になり
50歳で糖尿病になりました
自律神経失調症と鬱は
ほぼ同時発症だったのですが
夫自身は鬱だけを自覚していました
今になって思い返すと
どれが自律神経で
どれが鬱だったのか
分かるのですが
当時は全部ひっくるめて
鬱だと思っていたので
それも
情報集めを混乱させていたように
思います
当時かかっていた心療内科では
本人の自己申告のみで
主治医が判断をするので
夫の説明が足りない分は正しい対応は
されません
それでも しっかり傾聴はしてくれる先生で
薬もその時々で調整をしてくれたので
夫は信頼をしていました
ですが
症状が良くなることはなく
私は私で
当時 色々なところから
鬱に関する情報を集めていましたが
どれも
上っ面だけを扱った
薄っぺらい情報ばかりでした
⚪︎ 規則正しい生活をさせましょう
⚪︎ 軽い散歩など外に出て日光浴をさせましょう
⚪︎ 夜はしっかり眠りましょう
それができないから苦労しているのに
「どうすれば それが出来るか」を
書いてある資料は一切なく
日に日に悪化して しまいには
布団の中で 焦点のない目で
天井を見つめる夫と
当時 中3 高3の子供を抱え
自分で起業までしていた私には
当時は
夫を背負い
子供たちの手を握りながら
真っ暗な迷路の中を手探りで
彷徨っているような
一切
明かりも出口も見えない中を
それでも立ち止まると
夫が死んでしまうからと
とにかく何かが見つかるまで歩く
という感じでした
医学書も健康や鬱に関する情報サイトも
当時の夫に役に立つものはなく
唯一 夫が
処方された薬だけは
飲んでくれていたので
一応集めた鬱に関する情報は
全て手放して
私は 今の前にいる夫だけを見ることにしました
そして
何を言えば 何をすれば
夫が反応してくれるのかを
一つ一つ試していき
身体的 生活介助は
何をしてあげれば良いかを
見つけていき
鬱の深層心理がどんな状況なのかを
知るために
鬱の人の2ちゃんねるを閲覧して
彼らの本音の言葉を何時間も読んで
思考のロジックを組み立てました
(セラピストのスキルがここで役にたちました)
そして夫に
「今まで理解出来なくて
貴方には辛い思いをさせたけれど
今 貴方の頭の中では
このようなコトが起きているのではないか❓」
と 伝えたところ
夫は
「やっと
やっと分かってくれる人が出来た」
と 小さな声でつぶやきました
「ああ やっぱりね
もう大丈夫
私は ちゃんと分かるから
貴方が、自分の望んでいない行動を
した時は
ちゃんと止めるから
安心して」
この日から
ゆっくりゆっくり
夫は自分を取り戻し
生活力を取り戻しました
その後
季節が変わったあたりから
見る見る元気になった夫は
今度は双極性障害を発症しました
もともとそう言う気質だったみたいで
鬱期から抜けたことで
顕在化したみたいです
明らかに鬱の時とは違う症状に
治ったのかとビックリしましたが
躁期が終わると反動で
鬱期の症状が更に重く
この時は
双極性障害とは思わなかったのですが
夫の様子を観察して
鬱とはどうロジックが違うのかを
見つけて
次の時期には
夫の心身の負担をなるべく小さくするための
対応策が出来ていました
この年に夫は
主治医から双極性障害であることを
伝えられて
「そう言えば妻が 夏と冬で
こんな風に対応を変えている」
と言うと
「奥さん ご主人の様子をよく理解して
くれているね
ご家族の理解と協力が不可欠な病気なんだけど
説明しても理解されるのがとても難しい
貴方の奥さんが自分でそれをしてくれる人で
良かった」
と ビックリされながらも
おっしゃってくれたそうで
それから 夫は
私の言うことを信頼してくれるように
なりました
何年も何年も
双極性障害と向き合って
寛解までいかなくとも
折り合いが付くようになった時
夫は
かなり数値の高い糖尿病になりました
多分
更年期の自律神経失調症も
鬱も
潜在的に持っていた
糖尿病予備軍の時期だったのだと
思います
即入院と言われましたが
仕事の事情でそれが出来ず
半月 徹底的に食事療法をしたところ
少し数値が下がったので
コロナ禍ということもあって
自宅で生活改善と食事療法で
様子を見るということになり
4ヶ月経つころには
正常値に戻りました
これには
主治医も栄養士さんも
ビックリされていましたが
こうやって
私たち夫婦は
夫の病と真正面から向き合ってきたので
大変でしたが
乗り越えてきた自負がありました
ですから
夫がALSと診断された時は
「今度はALSか」
と思いましたが
何をすればいいのかが明確で
ケアのサポートも
公的機関の補助も充分にあるので
暗闇の迷路を
夫と子供たちを抱えて
手探りで彷徨っていた頃に比べたら
ガイド付きで旅行してるような
ものです
ストレスや不安の度合いが
全く違うので
やるコトは多くて
体力も筋力も使って疲れても
辛いとか大変とかは
全く思わないです( ^ω^ )
いきなり
元気だった夫が
ALSになったり
ある日唐突に
身体が動かない生活になったら
それは大変だったでしょうし
不幸と不運を
同時に抱えたかもしれません
でも
いつ 自分で首を吊るか
高いビルから飛び降りるかわからない
24時間目を離せない状況を
何年も過ごしてきたので
今はそう言う心配がないだけでも
気がラクです
夫も 双極性障害の方は
安定していて 毎日 穏やかに
家族に甘えて
笑って過ごしています
人生万事塞翁が馬
あの頃を乗り越えたから
今は穏やかにいられるのでしょう
夫にすら「インチキ商売」と言われながらも
続けていたセラピストの仕事も
ここにきて
大いに役立っているので
私 上手に生きてるな〜と
思います( ^ω^ )
そして
私が書き留めることは
理想の空論からの綺麗事でなく
乗り越えるものを乗り越えてきたから
言える言葉だと
思ってもらえたら嬉しいです( ^ω^ )
夫の入院中
病院の窓から見た環水平アーク✨✨
私の仕事やシュミの紹介をしている
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