運命思想家の檜原有輝です。
先日、四柱推命生徒さまが
「命式をパターン化して
覚えようとするとダメですね」
と自分の見解を述べてくれて…
そう！！
そうなんです！
と声を大きくしてしまった。
たとえば食神主星の人が
１０人存在をしていても
皆が大らかで、
子どものようで純粋で
福にあやかるわけではない。
十人十色。
細かく言えば
十干もちがうし
十二支も違うし。
空亡も違ったり
天干も蔵干も違う。
年、月、日、時間
それぞれの柱の配列も
五行のバランスも違う。
大運の流れだって違う。
授業では
一人一人の命式を
じっくりと見ることを
伝えているのですけど…
どうしてもパターン化をして
命式を簡易的に見ようとしてしまう。
そうすると四柱推命は
永遠にずっと読めません。
そりゃ最低限のことの
基本はわかりますけど、
当たる占いにはならない。
ここをわかって欲しくて
授業では
一つ一つ一人一人の命式を
しっかりと読み込む練習を
してもらっているのです。
でも、たまに。
ごく、たまに。
もっと公式の計算式みたいに
簡単にわかる方法ないんですか？
と言われることがある。
人間を見るのに
人間を理解しようとするのに
そんな簡単にパターン化して
見ようとしているのか？と
ちょっとイラっとしてしまう。
今の世の中って
テイク＆イージーらしくて
簡単に手に入ることが魅力。
そりゃわかるけど。
簡単に手に入ったものは
簡単に失ってしまいます。
時間と努力を重ねて
手に入れたものって
簡単に奪われない…ということを
しっかりとわかって欲しいのです。
あなたが今、しっかりと
身につけている知識とは、
簡単に誰かが見様、見真似を
できないレベルの事なのです。
人間をみる＝占いというものを
ちょっと簡単に考えすぎている。
生涯をかけて
研究している私としては
とっても悲しい。
私は医療とよく占いを
重ね合わせて考えるのだけど…
「糖尿病」と言う病名は
勉強すれば知識として得られる。
症状もわかる。リスクも治療も
勉強をすれば頭にはいっていく。
でも
１０人の糖尿病の患者さんを
糖尿病の病名だけであてはめると、
その人は命を落とすことがあります。
その人が、どういう経緯で
「糖尿病」になったのかは
十人十色で違う経緯だから。
先天的なものもある。
後天的なものもある。
生活習慣もあるし、
経済背景だってある。
固定価値観や、職業、家族構成。
これらが反映してる場合もある。
症状の程度も、進行具合も違う。
それらを読み解くことが
どれだけ大切であるのか。
そこをわかって欲しいな。
パターンはない。
いや、厳密にいうとある。
でも、それはしっかりと
考え抜いた上で得られた
カテゴリ分けであって欲しい。
考えるな、感じろ。
という言葉があるけれど…
違う、違う。
考え抜いた上で、
感じろ。
考えて、考えて、考えて
何事もしっかりと考えて
知識も体験も叩き込んだうえで
最後に
感じる
直感を信じる
という域に達する。
何もわかってないのに
感じろ、当たれって…
百発百中のレベル。
そんな思いどおりのことは
世の中には存在はしないの。
人間を理解するのに
短絡的に簡略化して
パターン化しないでほしい。
そうやって面倒なことを避けて
無意識に楽をする方向を得ると
人生、人間関係など壁だらけになる。
私は長くいる
実際の家族でさえ
未だに多くの発見があるし
運命の変わり目にもたらす
性格や性質の変化等に驚く。
だから大変、
だから楽しい。
そう
思える人が
ずっと人間を
見ていくことができるし
ずっと占いを
学んでいくことができる。
人を理解するのに
楽をしようと思った時点で、
その関係は終わりが近づく。
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