マーサワシントンホテルの天使 | mamiのブログ

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20年来の大切な友人と別れました。
悲しかったけど、次のステップに上がる為には必要なこと。
悲しいことの後には、きっと!最高の幸せしかない!!!

大切な、大切な20年を綴ります♡

テーマ:

あくまでも備忘録

 

今日も1989年のお話。

 

NY TELPHONEがストをしていたのは本当にわたしには辛い日々だった。

日本にいた時は毎日友人と一緒にいたのに、急に言葉も分らない、仲良しもいない国で思いがけずひとりぼっち。

 

というかこの時はまだ別れた訳ではないんだけど、わたしはどうしてもその人と一緒に住む気になれなくなってしまい、別行動を取る事にした。

 

ちょうど「マーサワシントンホテル」に長く泊まっている友達がいると、日本の友人が連絡先教えてくれていたので、藁にもすがる思いで、連絡してみる。

 

事情を話すとツイン部屋だし、そのホテルに移って大丈夫との事。すぐ移りました。

(このホテルにいる間にとんでもない事が判明し、結局別れる事になる。)

 

今調べてみたら

Hotel Martha Washington
29 East 29th Street
New York, NY 10016

 

まだありました!

 

でも2014年8月リノベーションをし、新しく生まれ変わったそうで、内装はわたしが泊まった頃とは全然違うスタイリッシュなホテルになっていて、少し寂しさを感じたわ。

 

もっとチープな、でも温かみのあるホテルだった。

 

忘れられないあたたかエピソードもあって、

ある日エンパイア近く5TH AVEを歩いている時に8月の暑さにめまいがして座り込んでしまった。

 

道に座り込んでいるとNYの人達は皆「大丈夫?」と声をかけてくれる。

大丈夫では無いんだけど、「大丈夫」といってホテルまでなんとか戻ってベッドに倒れ込む。

 

するとベッドメイキングの黒人のおばさまが来てしまい、「ゴメンナサイ。具合が悪いからベッドメイキングしなくて良いです」と伝えると、「大丈夫!?今薬持ってくるから!寝ていなさい!」と。。。わたしは「大丈夫、寝てれば治る」と言うんだけど。薬持ってきて、不味い薬で嫌がると「飲まないとなおりませんよ!」と本当に優しくて、嬉しくて、有り難くて、泣きまくってしまったわ。

本当に人の優しさが沁みた。

 

ちなみに日本帰ってきてすぐ(1994年)に渋谷の宮益坂で足くじいて歩けなくなってしばらく座り込んだ事があったが、誰ひとり声をかけてくれる人いなかったなー。

 

NYで声を掛け合うのが習慣になっていたので、本当に誰も声かけてくれない事にビックリした。

(別に声かけて欲しかった訳ではないが、NYで人が具合悪そうにしていたら必ず声かけたし、かけられたし、わたしにはそれが当たり前になっていたので。。。)

 

今となってはもう日本の感覚にだいぶ慣れた、でも約30年経っても道でぶつかっても「すみません」も言わないのには実はまだどうしても慣れないのです。。。

 

 

2ND AVE FESTIVAL(1990年)