ローストスタジオ「mamezou] -141ページ目

無題

本日、母娘で来店されたお客様。
興味深い内容を話されていたので、ネタを拝借。

ずばり、香味の好みについて。

お二人の好みが正反対で、親子間に亀裂が。
血で血を洗う争いにならぬよう、切に願っております。
珈琲っておそろしい。

まあ、好みがわかれるのはよくある話なのですが、

これが、結論です。

最終的には、品種です。
それも、ティピカにおちつきます。
違うな、在来品種系におちつきます。

苦味や酸味とかではなく、品種がどうなのか?
に、なります。

ちなみに、今のオススメは、
ドミニカ・ペペ農園。
もちろん、品種はカトゥーラ!

珈琲豆蔵 江口 雄

イルガチェフェ・フレンチ

昨日の聖徳大学生涯学習セミナーで、使用しちゃいました。
今年の出来は非常によく、どっかでやってやろうと思っていたので、
とっておきの一品として使用。

評判は、上々。

柑橘の香りと、深煎り独特の香ばしさもあり、
これはこれで面白いと思います。イルガ感も残ってますし。

第一印象は、チョコレート。そこに甘い酸味が残ってきます。
もう少し、ボディが出てくるとバランスがとれてきます。
引き続きカッピングして、売り出しを画策中。

状態がよいと、色々チャレンジできて楽しいな。

珈琲豆蔵 江口 雄

カタリーナNo.5

シティのカップ報告。

焙煎初日、酸、ボディともにボンヤリ。あんた、もうちょっとしっかりしなさいよ!
と、いう感じ。

焙煎二日目、酸の質感がハッキリしつつあり、ボディは弱め。それでも、明日につながる
カップと判断。良い。

焙煎三日目、華やかな果実の酸。ジュースみたい。フレッシュ。クリーン。ボディ感もあり、
もう一息。感じ的にはハイロースト。十代から二十代前半。

焙煎四日目、華やかな果実の酸は顕在、かつ、トロッとしたボディ感。少し苦みがでてきましたが、
ビターチョコレート。素晴らしい出来。シティローストの香味。前日のハイローストっぽさが消える。
別人。三十代後半。

もう少し変化していく可能性がありますが、この辺がピークでしょう。
一部は冷凍保存にまわし、一部は常温保存で引き続き経過観察。

二日目の状態が生死を分ける判断だと思われます。
ただ、さすがに三日目から四日目の変化は想像できませんでした。

珈琲って面白いな。

珈琲豆蔵 江口 雄




無題

LCFの総会でも言われましたが、
生豆の品質が良いからといって、売れる時代はもう終わり、と。

高品質の生豆を、いかに焙煎するか?抽出するか?
珈琲屋のセンスがとわれます。

生豆、焙煎、抽出。
これらをどのように他店と差別化していくか?

全てに卓越した技術が必要となってきます。

ゆえに、毎日のカッピングが非常に重要となる訳です。

カッピング能力の向上!

明日はお休みですけど。

珈琲豆蔵 江口 雄

香味の変化

あまりにも、多様に変化していく、厄介な奴らなので、
少し愚痴ります。

お客様に最後まで美味しく飲んで頂きたいので、ピークは3~5日後、
冷凍で3週間は楽しめる、を目指し焙煎生活を送る日々。

焙煎初日から2日後までは、香味が落ち着いていないことが多く、3日後ぐらいから
ようやく、自分を出してきます。
ただ、それ以降も、今朝は良い感じだったのに、夕方はイマイチだったけど
夜飲んだら、良かったりと。

様々な変化をしていきます。
7~10日で落ち着いていく印象。

大体の結論はでているのですが、たまに、見事に結論の逆をいくやつがいるので、
まだまだ、検証が必要です。

珈琲は生きています。
あんな高温でやかれても。

珈琲豆蔵 江口 雄