妻が爆発した!
午後11時、遅い夕食が始まった我が家の茶の間でトツゼン事件は起こった。妻は会社の上司との人間関係で悩んでいた。僕はまたいつものグチかと思い軽い感じで「上司に話せばええやん?」って言ったこの瞬間、妻は大爆発した。
バシッと箸を投げ、襖をバンと閉めたかとおもったら、今度はぶ厚い本、インスタントコーヒーのビンが飛んできた。次に大泣きでワァンワンと声を上げて泣き出した。まさに号泣。結婚以来、物を投げられたのは初めてで正直少々ビビッた。
妻は仕事のトラブルと体調不良が重なり心的にかなり参っていたようだ。毎日接しているのにそんなことに気づかず僕は大バカもんだ。情けない。
妻は僕にアドバイスを求めているのではない。ただウンウンと話を聴いてほしいだけなのだ。頭の中で分かっているつもりが、ついつい余計な一言が、これは僕の悪い癖。言葉の奥底にあるものをまったく分かっていない
「聞く」ではなく「聴く」こと。心の耳で「聴く」ことができなかった。許してくれ。もし、代わって会社にいけるなら僕はその上司と戦ってやる。僕はいつもあなたの味方ですから。
「はい、お口をお開けになって」
またにっくき親知らずが腫れてきた。2年ぶりだ。実にイマイマしい。2年前かかりつけ医はレントゲンを見ながら神妙な顔で説明してくれた。「かなり奥深く神経に触っているのでウチでは抜けません。下手に抜くと最悪顔面麻痺もありえます。」麻痺?…先生の実直さには素直に感動したが正直ビビッた。
大学病院あたりだと新人の腕だめし的に実験されるケースもあって時々社会問題化するが、ここは個人医院。そんな大胆なことは出来ないのだろう。出来ないことは出来ないと正直にいう。ビジネス社会でもこれは大事だ。顧客との信頼はこんなことから生まれてくる。僕はすぐに先生のファンになった。顧客の心をつかむ、先生、つかみはばっちりですヨ。
「はい、お口をお開けになって」先生の口癖がこれだ。丁寧なのはいい。が、先生、二重敬語ですから…残念っ!
歯並びの悪さもあって年に数回歯医者へ通っている。この医院はレーザー治療が売りでとにかく痛くない。先生が衛生士に言う。「レーザーお願いします」このせりふがいい。なんだか伝家の宝刀を抜くぞといった感じでカッコイイ。得意げである。目にタオルをあてられパチパチと音をたて照射開始、やや焦げ臭い匂いがするが痛みはまったくない。快適だ。
歯医者は乱立して飽和状態、徒歩10分圏内に10軒は軽くある。最新の設備を入れ、最新の治療をし、顧客満足度を上げない歯医者は淘汰される。歯医者もサービス業だ。顧客オリエンテッドに徹したところが生き残っていく。受付に歯を白くする技術の説明書きがある。こんど聞いてみて料金次第ではやってみたい。ところで混合診療ってやってよかったんだっけ?
飛び込み営業
最近は午前中に勉強して合間にちょこっとトレード。午後からスポーツクラブ→勉強→買い物→夕食準備→勉強いうパターン。在宅率が高いので訪問セールスを受けることが多い。新聞勧誘が圧倒的に多い、特に讀賣は熱心。次にマンション販売、保険と続く。
サラリーマン時代、私は営業職だったこともあり門前払いは極力しないようにしている。セールスの気持ちが分かるからだ。ただし、新聞は押し売りが多いのでドアは開けない。きのうは保険のセールスがやってきた。開口一番、「日本人は99%生命保険に入っていますから決してセールスで来たのではありません。」という。そんなわけないだろう。名刺を見れば明らかに営業セクションだ。営業がセールスしないでどうする。思わず突っ込みたくなったが、グッとこらえて少し話を聞いた。要は無駄な保険に入っていることが多いので私が診断しましょうという内容だ。
新規訪問の場合、契約率は1%くらいだろうか。目に見えるもの、形のあるものを売ることが一番やさしい。保険という商品は素人では難解で営業としてはかなり難度の高い部類になるのだろう。この営業マンは断わられるのに慣れしてしまっているので、なかなか本題にはいらない。3分話を聞いたが、イライラしてきて「考えておきます」と話を切った。
このセールスは3分も時間があって顧客のニーズをまったく聞き出せなかった。ダメダメ営業マンだ。顧客にいかにしてしゃべらせるか。営業:顧客のしゃべる時間の割合=2:8だ。会社でロープレなりなんなりして、営業スキルを磨いているのだろうか。サラリーマン時代はいやほどロープレをやった。30秒ロープレ、1分ロープレ、3分ロープレなど。
久しぶりにやりたくなった。またやって来ないかなあ。遊んであげるのに。