図書館は、様々な本と出合う場所。

今回紹介する『二人がここにいる不思議』は、私が高校生の時、図書室で出会った一冊です。

分厚めの本ですが、レイ・ブラッドベリという人の短編集です。

そんな名前知らない、と言う方も、『華氏451度』という名前ならご存知では?

映画にもなりましたよね。その原作者がこの方です。

(恥を忍んで言うと、私は『華氏451度』を初め、この方の他の作品は読んだことがないのですが)


表題作をはじめ、23の短編が詰め込まれています。

表題作の『二人がここにいる不思議』は、とある男性が今は亡き両親をディナーへ招待する、というファンタジックなお話です。どこかファンタスティックで軽快で、けれど哀愁のある、そんな作品が多いような気がします。


私が好きなのは、『ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動』です。一組の男女の恋愛とその結末を描いたものなのだけれど、最後が心にじんとくる感じで。切ない、とはちょっと違う。けれどハッピーとも言いがたい。否、確かにハッピーエンドなのだけれど、どこか心の片隅に、叶わなかった未来があるような気がして……


『トラップドア』は、ちょっと怖い物語。あなたの家に、屋根裏部屋はありますか?

屋根裏部屋――ミステリアスで、憧憬の対象だったのに、このお話の後では、怖くて覗けなくなりそう。

そして物悲しい『トインビー・コンベクター』。タイムとラベル成功者に隠された真実。読んでいてなんとなく、ウェルズの『タイム・マシン』を思い出しました。


23もの短編。きっとお気に入りのお話が見つかるはずです。


二人がここにいる不思議 (新潮文庫)/レイ ブラッドベリ
¥740
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借りてきた本をご紹介。

絵本のような感覚で読める、「えりなの青い空」あさのあつこ作、こみねゆら絵、です。


実は、あさのあつこさんの話を読むのは初めてな私。

ほわっとした空に浮かぶような優しい文体の、優しいおはなしでした。

ところどころの表現の仕方も、素敵。えりなという小学校の女の子からの視点で綴られる世界は、ほんわかとして本当に無垢な子供という感じ。

特にえりなはゆっくりなマイペースな子だから、周りで起こっていることについていけなかったり、他人の気持ちを推し量れるほど器用ではなかったり。

だからこその、無垢。


お話は、寝転がって空を見上げるのが大好きなえりなと、まわりの人たちの――特に鈴原さんとの――お話です。新聞紙を敷いて、寝転がって空を見上げることを、変だ変だと言われても、我関せずなえりなと、何でもできる鈴原さんの、不思議な交流。


えりなの視点だから、やさしくふわっとしたお話なのだけど、きっと普通に描いたら、もっと違う作品になるだろう一作です。鈴原さんの折々の心境の変化などは、えりなにはわからないし、推測もしてくれないし、だからヒントも少しだけ。よくよく考えないと、掴めないかも。

でも、無理に掴まなくてもいいのだと。えりなのこの優しさを受容するお話なのだと思います。


私は、日課の夕食後のお茶の時間に、さっと読んでしまいました。

それくらい、短いお話です。

でも、深いお話でもあると思うから。

どうぞ、えりなの優しさに触れてみてください。


えりなの青い空 (文春文庫 あ 43-2)/あさの あつこ
¥760
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旅行に履いていく靴に悩まされます。あの靴じゃダメなのかな。でも他の靴も……うーん。
ガラスの靴が欲しい。12時を回っても魔法が解けないものが。

ショッピングモールの中にあるラッシュに行ってきました。
商品名が素敵です。ソープの切り売りも素敵です。商品自体も素敵です。
が、た、高い……!
入浴剤がひとつ軽く500円越えちゃうなんて。ご破算しちゃいますっ。
うう……大切に使わねばっ。友達から教えて貰った商品を使うのが今から楽しみです。
店員さんにのせられないように気をつけながら買わないと(笑)

帰りに、フレッシュネスバーガーの手作りドーナツを購入しました。プレーン、チョコ、レーズンの三種類、ひとつずつ。
思った以上に大きかったです。拳くらい。
持ち帰って、プレーンとチョコ、半分にして食べました。
家で作るドーナツみたいでおいしかったです。……が、ドーナツの油で胸やけです。たくさんは食べれないです、うう……

色々ありましたが、満ち足りたいちにちでした。
いえ、まだ過去形にはさせませんっ(笑)


 
 


マーブル模様に風は雲を散らし
陽は照りながら雨粒を落とす
女心と秋の空
そう嘯いてもみたけれど
変化するのは心じゃないわ
だって空は空のまま


気持ちは風に吹かれつつ
日照り雨でも降らしては
変わらずそこにあるのだと
どうかどうか知っていて


 
 


今更ながら僕の中に住む獣は
爪を磨いで夜明けを待っている
星々が身を粉にして飾る夜が明け
黄泉平坂の扉を開ける
ぬばたまの夜が来るのを

僕の見えざる内側の
柔らかな箇所を食みながら
獣はおろろんと鳴くだろう
夜は明けるか
夜は明けるのか?
月は損なわれるのか?
最も愛したあの華は咲くだろうか?
獣は歯噛みをしながら
喉を鳴らすんだ

僕はその間に膨脹して
傷を些細なものにするだろう
いつか獣が食い破る檻だと
自分を見下しながらも