前回までのあらすじ
眼内炎に怯える。
眼内炎とは何か。
読んで字の通り、
眼内が炎症を起こすのである。
白内障や緑内障の手術後。
最近では
抗VEGF治療(お目ん玉に注射)で、
稀に発症する炎症。
怪我とかでもなるし、
他のところにある病巣から流れて来た菌やカビでもなる。
白内障の手術後、
眼をこするな、
ガードしろ、
水を目に入れるな、
目薬ちゃんとせぇ。
しつこいほど念を押されるのは、
全てこの病から眼を守るため。
眼内炎になってしまったら最後。
早期発見で、
硝子体を抗生剤やらで洗い流し、
感染を最低限に抑えたとしても、
完全な視力に戻るのは難しい…、
そんな難儀なヤツなのだ。
ガクガクブルブルしちゃうやろ?
罹患率は、
最近は手術の技術も環境も整ってきたので、
0.02%~0.05%。
それでも年間100万人から150万人が手術をする白内障。
年間500人以上が罹患してるわけやんけ!
息子ぉ!
計算してくれ。
150万の0.05%って何人やねん!
気が動転して計算できない。
(嘘)
その中に、
入らへんと言い切れるんけ?
目薬の時には必ず手を洗いましょう。
はいっ!
不安障害はそういう部分はとても素直で従順。
目薬の時間や!
手を洗わねば!
ごしごしごし。
物足りんやろか。
ごしごし。
お前は金竜飛か!
ある程度の年齢の方ならお分かりであろう。
ごしごし洗いの金竜飛、
チョムチョム。
(わかる人だけくらいついてきて)
洗い過ぎで手が、がっさがっさ。
ちょっと指や机が眼薬の先端に触れただけで大騒ぎ。
担当の看護師さんが、
無茶苦茶おおらかな肝っ玉看護師さんで、
「大丈夫大丈夫」
そう言ってくれるのに。
大丈夫ッて根拠はァァァァー?
心の中で叫ぶ、
不安障害。
手術前には、
そういう情報を仕入れなかったから、
新たに入ってきた眼内炎=失明(←確定ちゃうて)と言う情報に、
踊らされる踊らされる。
しちゃいけないことは、
怖くて怖くて、
何もできない。
眼をガードする保護メガネをしていても、
水がはねただけで大騒ぎ。
滑稽としか言いようがないが本人はいたってマジである。
眼内炎
このワードであちこち検索し(それがあかんねんて)、
余計な知識ばかりが増える。
気になる。
コワイ。
アカン循環。
不安を捨てることが出来ず、
不安のリサイクル。
不安のSDGs。
そんなことせんでエエ!
ようやく一か月が過ぎ、
急性及び亜急性眼内炎の危機が去ったころ。
今度は
遅発性(後発性)眼内炎の恐怖に
ガクブルする我なのであった。
浮かれポンチで手術に挑んだものの、
そのあとから入る情報に疲弊する。
アホ極まれりである。
不安障害のちんぱいは、
ますます続くのであった…。
もういい加減にしてぇ!
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