■あらすじ
●カール…コペンハーゲン警察、警部補
●アサド…特捜部Qに所属、カールの相棒
●ローセ…特捜部Qの有能な事務員
●マルコ…国境を越えてやってきた少年
●スターク…児童性愛の嫌疑をかけられ失踪中
●モーナ…マルコを保護した施設の職員
目の前で捕獲しようとしてた犯人が飛び降り自殺。
ガーン!ショック!
カールは上司から休職させられてたが、ようやく復帰。
そのころ、一人の少年が国境を越え密入国。
彼の名はマルコ。
彼の持っていたパスポートは、子供にみだらな行為をしたらしい公務員スタークのもの。
マルコは何者かに追われているらしいがデンマークで保護された。
カールとアサドはスターク失踪事件に関与しているマルコに会いに行くが、マルコは口をきかない。
アンタキライツーンですわ。
スタークの事件は本人が行方不明になったこともあり早々に打ち切られている。
妻子は彼の無罪を信じているが、世間の冷たい目と困窮した暮らしに疲弊していた
マルコが保護施設から脱走
彼はデンマークで働いている父を見つけ出し「母さんが死んだ」と告げる。
告げられても何もできない父親。
マルコはまた、追手から逃げる生活に。
追手は裏社会の者たち。
カールとアサドはマルコを救出しようとするが、マルコはとっさに飛び込んだ穴から転落。重傷を負う。
入院したマルコを詰問するカール。
アサドとローセはスタークから性被害を受けたと証言した少女の家を訪れるが、彼女は浴槽で遺体になっていた。
「これは自殺じゃ無いッぺよ」
スタークは一体何を掴んでいたのか。
そしてマルコは何を知っているのか。
カールとアサドはスタークがアフリカ支援基金の資金の流れに何かを見つけたらしいことを知る。
アフリカ支援基金に関与(横流し?収賄?)している連中は権力を持つ者たち。
その中でも特に権力を持つものが自己保身で仲間(だった奴ら)を次々KILLしていく。
途中ついでのようにモーナも被害に遭ってしまって…。
マルコ少年はピーチ姫のように次々襲撃され拉致られる。
カールたちはマルコの証言から得た情報で、ある沼を攫う。
そこからスタークのご遺体が発見される。
マルコはスタークがKILLされる現場を見ていたのだ。
(たぶん)
拉致られ人質になったマルコを救うため、あえて自ら人質になったカール。
銃口がカールの頭部を狙ってるのに気にせず犯人を撃つアサド
カールたちはこつこつ証拠を積み上げ、巨悪をついに逮捕。
マルコは父親と故郷に戻っていく。
そしてスタークの妻子は、夫にかけられた性的加害者の容疑を奇麗にはらしてもらう。
よかったね、よかったね。
■おしまい
出典 https://www.amazon.co.jp/dp/B09QQT1PN5
■感想
原作未読。
読みたい。
ま…待っとくれやす
カールとアサドの俳優さんが違うんどす。
いや、全員キャスト変わってるんやけど、カールが…。
イケオジでキュートで武骨でキュンキュンしちゃうおじさまだったカールが。
なんでこんなハリウッドザコシショウみたいな人になるん?(初見でそう思った)
なんでも原作の方が、前の俳優さんたちを気に入らなかったようで。
イメージちやう…と思ってはったそう。
でも、聞いて!
横溝御大も、
「金田一耕助に一番近いのは渥美清さんの金田一」
言うてはったけど。
みんなの心に浮かぶ金田一は、
石坂浩二、古谷一行(マダム最推し)ちゃうのん?
そこに吉岡君やトヨエツなんちゃうのん?
若い世代だと加藤シゲアキくんとかかな?知らんけど。
片岡千恵蔵とかは、さすがに観てへんので何とも言えぬ。
渥美清を一番に思い浮かべる人はいないんちゃう?
「たたりじゃ~~」は知ってても。
キャストってそういうもんちやうん?
キャストが…ち…がう…だ…と?
ってなって慣れ親しめないままに映画が終わってしまった。
内容?
頭に入ってこんわ!
(今回のあらすじの悲惨さが如実にそれを物語ってますね)
アサドとカールのバディ感も全然感じられへんし。
ええ~~~?これからずっと『特捜部Q』はこのメンバーで撮るのん?
なんか心ときめかんわ、が正直な所。
初代特捜部のオサレな画面なのにやってることは相当えぐい。
心持って行かれるわ…な(当然前作のようなグロもなく)部分がなくてデスネ。
犯人や登場人物に、心を添わせることもなく、
淡々とした北欧ミステリでしたな、と言う感想。
前作にして元のメンバー最後の作品。
エグさと哀しさと愛の深さに泣けるミステリ。
前作までのスタッフもキャストも変更したら、
WOWOWの海外ドラマ枠の作品みたいになっちゃったねー。
そういう映画。
この映画のテーマは。
マダムのカールとアサドを返しとくれやす。
これ!
北欧ミステリは好きなので、
『特捜部Q』が今後も映画化されたら観ると思いますけどね。
はぁぁぁぁ(溜息)。
けっこうショックが大きいマダムに
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