今、
時代は感染症モノ。
感染症と言えばわかりやすくゾンビ!
『感染捜査』
読みました。
東京オリンピックを前に、
豪華客船内で感染が発生。
政府を始めとする五輪の関係者たちは、
オリンピックを開きたいから、
感染は船内だけにとどめておけ!
と言う命を出し、
海上保安庁やら警視庁やらから人員を送り込むですよ。
(なんか最近聞いたような話)
刑事の由羽もその一員となって派遣される。
しかし、その感染は、
人が人を喰うゾンビウィルスによる感染だった。
感染者を容赦なくKILLする来栖に由羽は反感を持つが、
感染爆発の裏に隠されていた真実が判明…。
警察小説でお馴染みの吉川英梨さんが描く、
警察ゾンビ小説。
警察ものでもあるので、
根っからのゾンビファンには物足りないかも。
なんでもええからゾンビが人喰うてガーっと来てワーッとなればええねんで?
そういうのを期待したらダメ。
感染者は死人ではなく「感染した病人、いつか元に戻るかもしれない」とか言う論議。
アホちゃうか。
現実に人を襲って喰うとるのに、
どこが人間やねん。
襲いに来とんねんからサクッとKILLせぇや。
マダムならそう思うね。
人間としては、そりゃそういう正論もあるでしょうが、
非常事態に奇麗事なんぞ言うとる場合けぇ!
と言う、
人間性がクソ
なマダムには物足りなかったです。
あ、グロシーンは、
グロが苦手な人には苦手かなって程度。
ヒロインの由羽が、すごい嫌いなキャラで、
(性格だけでなくすべての言動が嫌い)
全然これっぽっちも感情移入できなかったのもマイナス要因。
ごめんしてケロ。
同じゾンビモノなら、
『バイター』の方が面白かったです!
ゾンビスキーさんには、
『バイター』をお勧め。
なんか『感染捜査』は、
『REC4』みたいな…、
閉鎖された船内だけではね。
んで、
ゾンビモノの良さは、
「これで終わりちゃいますねん」
なのがいいのよぅ。
あの喰い合った家族が感染を都内に持ち込んでて…だったら面白かったのにな。
昨今のゾンビモノは、
狂犬病ウイルスの変異率多し。
常日頃から「今ここにゾンビが来たら」を想定しているゾンビ脳の人間を、
警察も雇い入れる時期が来たんちゃいますやろか?
来てへんか。
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