当ブログの牌譜検討は、
現時点の私の雀力で、
打牌の精査をしています。
私より強い方だと、
違う選択をする可能性があります。
また、2025年から、
初心者にも分かりやすく、
序盤の手組から丁寧にやっていこうと思います。
雀魂で麻雀AIのMAKAが導入され、
東風戦でも評価してくれるため、
それも見せていけたらと思います。
それでは、
東風戦の牌譜検討となります。
全体評価は「S+」の牌譜です。
評価が高い牌譜を検討するのには、
理由があって、
駄目な牌譜を検討すると、
ブログが長くなりすぎるからです。
と、前置きしておきます。

東1局、ドラは6萬、北家。
この局の評価は「S+」でした。
ドラ2枚、赤5筒1枚だけど、
手はそんなに良くない。
できれば役牌重ねたりしたいなって感じですね。
私は1筒を切ったのですが、
3対子で七対子もあるからね。
ひとまず、9筒を切っておいて、
重なりに強い牌を残しておいた方が良さそう。

面子手として伸びていって、
この局面ですね。
4対子ですが、リャンメンも2つできたので、
打4索で面子手に決め打ち。
1萬や6萬の暗刻に備えます。
筒子が最終待ちになるようなら、
赤5筒切って立直を考えてました。
カン8筒は良さそうだし、
赤5筒切り立直なら8筒を出してくれる可能性がある。
打点も5200点なら十分。
カン6筒にしても満貫まで。
それなら和了しやすさを選択したい。
現状、8000点必要な場面じゃないですからね。
これが赤5筒切って2600点なら、
カン6筒の選択にするかな。
というところまで、
打4索の時に考えていました。
リャンメンなら迷わないけど、
筒子で迷って赤5筒切り立直とかは、
読まれる可能性があるので、
スッと切れるように考えておいた方が良いです。
初心者以上中級者未満の人が良くやるんだけど、
打9筒して赤ドラ使い切り、
打4萬して一盃口決め打ち(七対子もあるけど)、
とにかく打点を追い求める打ち筋をすることがあります。
ドラもない手ならともかく、
今回はドラ2枚、赤1枚あるので、
そもそもやりすぎです。

1巡目でも赤5筒切りましょう(笑)
これ、赤とかドラとかなかったら、
絶対に5筒切る牌姿。
初心者、中級者までは真っすぐ打った方がミスがないです。

平和ドラドラは基本は立直。
3-6索待ちも1段目に4索と8索を捨ててる関係で、
粘ってくる相手だと3-6-9索が薄いと見られて、
放たれる可能性があります。
ただね、上手い人だと3-6索の可能性は考えます。
赤5筒の手出しを見ている上手い人は、
何か愚形があるとか、打点が欲しいとかで、
引っ張った可能性を考えるわけですね。
そうすると、4索という使い勝手の良い牌を、
手出ししているということは、
3-6索、2-5索に固定している可能性を考えます。
もちろん、ある程度、手が整っていて、
孤立牌の選択で4索と赤5筒の選択で、
4索を切ったとか、
面子が完成している可能性はありますが、
今回は手出しが少ないから、
2-5索や3-6索の可能性が高まっているという感じです。
赤5筒の後に手出しが2回ぐらい入ってたら、
先切り多用する人以外は、
4索周りで当たる可能性が低くなりますね。
結局、粘っていた上家から6索が出てきました。
たまたまではありますが、
こういった河になっていたら立直するのが、
結構、お得になりますね。

東2局、ドラは6萬、西家、トップ目で32700点持ち。
この局の評価は「S-」でした。
これぐらいの手なら、
タンヤオである程度攻めていきたい感じ。

これ9索切ったんだけど、
ほとんど、手が固まってるから、
7索切って、安全度で9索残した方が良いですね。
一応、七対子もありますし。
微差ですが、こういうのは大事。
一応7索残しのメリットは、
8索の3枚受けを残して、
平和になる可能性を高めるというのがあります。
七対子とかなかったら、
9索と7索は同じぐらいだったか?
もしくは9索が枯れてるとかね。

これは6筒で良いでしょう。
聴牌した時に何を打ち出すか問題。
5索も6筒も無スジでは超危険牌なんですが、
3-6-9筒が全方位に通ってないので、
先に6筒を切っておいた方が良さそう。
5索は全方位に1スジ勝負で済む。
上家と下家は8索切っていて、対面は2索切ってるからですね。
後、下家に5索は比較的打ちやすい。
ただ、安牌来たら、即5索切ります。

前巡は8索を切ってしまったけど、5索と入れ替えた方が良いです。
8索は2人に通りますからね。
で、この巡目で聴牌したので、5索切ってダマ聴牌。
5-8萬は上家がポロっと出してくれる可能性があるのと、
ダマ聴で十分高いからですね。
平和、タンヤオ、赤ドラ。
結局、上家に立直が入ってツモられます。
立直直後は8萬ポロり期待できたんですけどね。

東3局、ドラは北、南家、トップ目の30700点。
この局の評価は「S」でした。
これはあまりやる気にならない手牌で、
ラス回避なら、字牌残しながら進めても許される。
一応、解説すると、
手を進めるなら1索か字牌を切っていって立直を目指します。

ここで選択。
122筒で愚形フォローを残すか、
白の重なり見つつ七対子も見るかってイメージ。
8索はリャンメンになる可能性があるので保留。
白も若干打ち出したくなかったのはある。
下家が6索手出ししていて、手が整っていそうなのと、
親の上家がちょっと混一色気配。
というわけで1筒切っておきました。
手が良くないので、
1筒を切ってみて下家の様子も見たかったのもある。

お声かからず。
5筒来たので、タンヤオ見つつ、
一旦、白を切っておきます。
下家が6索手出し、3索ツモ切り、7索手出し。
これはなんか変。
雀聖で守備得意って人は、これを見逃しません。
パターンはいくつかあります。
手が整っていて、
6677索と持っていたところで
6索を先に切って打7索で5-8索にしているケース、
もしくは7索暗刻や5-8索で埋まったケースですね。
もう一つは一旦、5-8索のリャンメン固定、
7索の対子で残しておいて、
混一色に移行した可能性ですね。
これは次に索子が出てきたら答え合わせができます。

白が鳴かれてしまい、6索が出てきました。
答え合わせ、混一色以降濃厚です。
もう、6巡目にして降り気味になります(笑)
とはいえ、萬子か筒子か分からないのが厄介。
対々和とかはあるけど、
8索は危険度低いので、
ひとまず、8索切っておきます。

まだ、筒子か萬子か6萬ツモ切りだけでは分からない。
というわけで4索切っておきます。
北が対子や暗刻だった場合、
不用意に萬子が高い場で1萬を切り出すのはちょっといただけない。
親の上家にも4索は切りづらいですし、先に4索。
1萬切っておけば、タンヤオに向かえるというのはありますが、
30700点とはいえ、トップ目なので、
降りも良いかなと思います。
強気に攻めるタイプの人は絶対に1萬。

1筒手出しされているので、
これで筒子は打てないですね。
この安い手でね。
たまにトリッキーなことする人で、
安牌で1筒を持っておいて、
6萬をツモ切りしておくことによって、
萬子を出やすくするって人もいるので、
正直、萬子もまだ可能性あるなって感じで、3萬を切っておきました。
最悪なのは北暗刻からの1-4萬でしたってパターン。
当たる確率としては、3萬の方が若干マシ。
パターンがカン3萬、ペン3萬、シャンポンで、
ペン3萬は1萬を3枚持っている関係で、
薄れてますからね。
そもそも、ペン3萬残りなら、
6萬を引っ張てるでしょう。
この手はもう攻められません。

答え合わせ。
結局、上家は打中の時にカン7筒で聴牌。
高いね(笑)
しかしながら、実らず、対面の和了になりました。
1萬切ってタンヤオに行くかどうかってところか分岐点で、
攻める人は攻めるし、それが正しい手順だと思う。
ただ、雀豪で雀聖に上がれないって人は、
真っすぐ進めて筒子で放銃するパターンがあって、
雀聖の人は全部はいかずに危険牌は止めるって感じになると思う。
鳴きが多くて強い人は、
このギリギリのラインを見極められるから強いのであって、
鳴いて和了率を高められるから強いってわけじゃない。
和了率高める鳴きなら私もできますが、
そのギリギリのラインを見極めたり、
押したりするのが、めちゃくちゃ難しいから、
守備よりの打ち方になっていると言うだけ。
ぶっちゃけ、対面の筒子押しに気が付いてなかったので、
これに気が付いてないぐらいの実力、注意力だと、
守備寄りに打った方が無難。
ちゃんと全方面に気を配れるようになれば、
鳴き仕掛けすることも増えるかなと思います。
AI一致率が高いのに、
雀聖以上になれないって人が結構いますが、
守備力に難ありの人がほとんど。
状況が見えてなくて、押しまくるって人ですね。
AIは押しが強いのですが、
S級の危険牌は降りたりしますからね。
そこを磨けば、
AI一致率が高い人はあっというまに上に行くでしょう。
私なんかより強くなると思います(笑)

東4局オーラス、ドラは2筒、東家、30700点のトップ目。
この局の評価は「S+」でした。
この局、ノーテン流局すると、南入りしてしまいます。
対面、上家に5200点放銃は2着、満貫放銃は3着。
ラス目に放銃は跳満以外だと南入りって感じですね。
ラス目とは戦いたくないけど、
他には戦っても良いって感じですね。
この手は・・・守備力もないので、
ある程度、まっすぐ進める感じになります。

これはチーして、打3萬。
ここからは2萬、8萬はポン、4萬チー、
4-7筒もチーしていく感じになります。

対面の立直。
当然、安牌がないので、
8索ぐらいは押していくし、
基本、押しになりますね。

6筒で降りるか、2萬を押すかの選択。
4-7筒はめちゃくちゃ和了できそう。
MAKAは6筒53、2萬44。
どっちもあるって感じですね。
残りの評価はワンチャンスの3萬とか4萬とかかな?
下家もいますから、
3萬とか4萬とか切るぐらいなら2萬かな。
ただね、結構、萬子か、
何かの愚形で、
愚形だとしたらシャンポンっぽい。
4筒4枚見えで、4筒切り立直だから、
結構、例えば、224とかで持ってそうな感じですからね。
リャンメンなら萬子があたって、
シャンポンだと2筒と何かって感じですね。

答え合わせ。
どうも、4筒を引っ張ったのは、
9索と北が対子で、リャンメン変化狙って、
9索が埋まって立直になったパターンみたいです。
こういうパターンもあるか。
6索手出ししてるから、索子の上は持ってそうではあった。
そうなると、9索対子以上ってのが、出てきそう。
8索は通ってるし、3枚見えだからね。
9索も通ってるから、9索と何かのシャンポンも否定。
ドラ2筒引っ張ったパターンで、
7索や5索と2筒のシャンポンパターンが出てくるかな?
5200点以上ならなくはないけど、
それなら4筒切って677索とか556索で持つから、
一応、4索を対子固定のパターンは残るけど、
3索切ってるから、それもなさそう。
索子と何かのシャンポンパターンは出てきづらい。
ってことはシャンポンパターンは字牌が相手のことが多いかな?
ということで、筒子は2筒が濃くて、
萬子は2-5-8萬、6-9萬が濃厚。
字は発と北ぐらいか。
1巡目に役牌の中を切ってるから、
発の後重なりよりかは、
北を最初から対子で持っていた可能性が高そうで、
字の最有力は北かな。
発は後から持ってきて1枚切れということで持っていて、
後から重なったパターンもあるから、
シャンポン待ちになる可能性はゼロじゃないです。
これぐらいが待ち候補になる。
もちろん、萬子のカンチャン、ペンチャン待ちは普通に出てきます。
どっちにしろ聴牌の価値が高いし、
2萬で放銃したとて、3着までの事が多いから、
和了しやすさも考慮して、
2萬押しの方が良い気がする。
萬子っぽい待ちだけど、
索子も可能性残ってるからね。
早目の1-4索、2-5索固定パターンとかね。
萬子は2-5-8萬、6-9萬が濃くて、
一応、4-7萬、3-6萬もワンチャンスである。
なんなら、萬子は愚形残りの可能性もあるから、
カン5萬とかも出てくる。
シャンポンもあるから、
2萬が当たる確率は高く見積もっても40%はいかないか。
4筒切り立直を踏まえて、イメージ25%ぐらい。
1萬を先に切っている分、愚形に当たりづらいので、
2萬はリャンメンにしか当たらないって感じです。
中を先に切っていますが、
13萬と持っていて、
1萬切った巡目で4萬持ってきたら、
中より1萬が後になった理由も出てくるし、
2-5萬が当たらないってことはないかな。
1萬が1巡目なら、2-5萬の確率が上がるかもってぐらい。
役牌より1萬切ることを優先したってことだからね。
これぐらいは、
ブログを書いている段階なら読める。
実際には、2筒の対子の可能性と、
萬子が濃いなってぐらいしか読めてないです。
とはいえ、当たる確率は25~40%の間だろうなってぐらいは、
想定していました。
4-7筒が和了しづらそうで、
5筒6筒が落とせる状況なら、
押さない方が良いってぐらいのバランスで良さそう。
それぐらいの危険度。
4筒4枚見えで、
7筒の枚数が少ないから微妙って思う人もいるかもですが、
現物待ちは大きいし、私は押しの選択になりました。
結局、2萬押して、下家が7筒を出して和了してトップ終了。
山を覗くと、降りてたら、
対面の海底ツモだった模様。
これ、たとえば、
次の牌が6-9萬か5-8萬だと押さなかった可能性が高い。
リャンメンなら、2萬を通した以上、かなり濃い。
6萬が3枚見えてたら、ギリギリ5-8萬を押すかどうかぐらい。
5萬ならカンするけどね。海底ズレるし。
オーラス、伏せて終われない状況って、
こういったシビアな状況になります。
守備派はこういった僅差の戦いになりがちなので、
相手の待ち候補を絞って、
確率をざっくり計算するのは大事なスキルになります。