こんにちは!

バンコク在住まもなく10か月。

バンコク駐在残り2か月。

まだまだ働きたい新人駐妻のまきこです。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

私のインドでの日々を綴る、

インドと私シリーズ。

 

 

今回は

びっくり!

『本当にそれが幸せなの!?』

なインド式結婚事情。

 

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【今までの記事】

ディバパリの写真で思い出したこと

【インドと私①】一歩踏み出すその瞬間

【インドと私②】掃除はしてはいけないよ

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私の仕事仲間たちは6人。

 

ボスのRukesh

同じコーディネーターのAlice

プロジェクトリーダーのPraveen、Joy、DAYA

会計担当のShoba

 

私とAlice以外は

町に住む現地のインド人。

 

私はプロジェクトリーダーの3人と

一緒の時間を過ごすことが多かった。

 

 

30代、働き盛りの独身インド人男子。

南インドは北インドよりも肌の色が黒い。

そして、食生活の影響からくるぽっこりお腹。

インドなまりの英語。

 いたずらな少年みたいな彼らだった。


 

各プロジェクトの訪問は

彼らのバイクの後ろに乗っけてもらって

ブィーンと、常に砂ぼこり舞う町中を走った。

 

 

熱く重い空気の中を風を切って走る。

時には海沿いを、

時にはヤシの木が茂る森の中を。

 

 

一緒にいる時間も長いので

彼らとはいろんな話をした。

 

 

仕事のこと、

インド文化の事、

最近流行ってること、

最近あったおもしろい話。

 

現地の言葉も彼らから教わった。

 

 



 

そんなある日、Praveenが唐突に言った。

 

 

 

「来月、結婚することになったよ。」

 

へ????????

 

彼女いなかったよね?

どういう展開?????

 

 

 

 

 

 

「とても素敵な女性が決まったんだ」

 

ん?????

 

決まった?

自分で決めるんじゃないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう。

ここでは

結婚相手は「親が決めるもの。」

 

恋愛結婚もあるが、

未だに多くは親が決めた結婚相手と結婚する。

 

お見合いではない。

 

結婚する当人たちは

結婚式当日に初めて直接会う

ことも普通だった。

 

 

親が決めた相手と

結婚式当日まで会わないなんて

なんとも信じ難い事実。

 

 

Praveenの家が特別な訳じゃない。

この結婚の方法は

他のインド人たちも同じだった。

 

 

このびっくりな会話を

私は普通に何度も経験した。

 

 

ここで素直に浮かぶ疑問は

 

「それで幸せなのか?」

 

ということ。

 

日本で生まれ育った私には

親が結婚相手を決めて、

しかも顔を見るのは結婚式当日なんて

幸せになれる気がしない。

 

インド人の彼らだって

我慢してその相手と結婚してるのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、違った。

本当に幸せそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Praveenの奥さんも本人も

結婚式当日も、その後も

とにかく嘘ではなく本当に幸せそう。

 

恋愛結婚というやり方があるのも

彼らは知っている。

 

でも親が選んだ相手との結婚を選ぶ。

 

他にも何組かの結婚に

立ち会ったけれど幸せそうな結婚だった。

 

 

 

 

彼らいわく

「親が決める相手が悪いわけがない」という。

 

 

彼らが絶対的に信頼する親が

自分の為に探してきてくれた結婚相手と

結婚することが自分の幸せだと

心から思っている。

 

そして実際に幸せな結婚生活。

 

 

みんな幸せそうだったけど、

1組だけとても悲しそうな場面を見た。

 

 

私の食事を毎食お世話してくれていた

Ramyaの家のお姉ちゃんの結婚。

 

 

結婚が決まった時

嬉しいんじゃなくて、

自分の運命に逆らえないことが

悲しくて泣いていた。

 

 

 

 

Ramyaのお父さんは

あまり働かず借金もあった。

 

 

 

この借金を解消するための結婚。

それがRamyaのお姉ちゃんの結婚だった。

 

 

 

結婚が決まった時、

ひっそりと人目がないところで

泣いているお姉ちゃんとRamya。

 

 

私は本当に何も

声をかけることができなかった。

 

 

なんて声をかけたらいいのか

全くわからなかった。

 

 

 

 

結婚という

人生において大きな決断を

自分ですることができない現実。

 

 

 

それが幸せ。

いや、それが運命?

 

 

 

 

 

この結婚のことを知って

価値観の押し付けって怖いと思った。

 

 

「結婚相手は自分で決めることが幸せ」

 

それを疑ったことはなかった。

 

でも彼らの結婚において

この価値観は通用しない。

 

 

基本的に世界は

先進国の価値観で判断されることが多い。

 

本当はもっと多様な価値観があっていいのに。

 

 

 

インドから帰国して1年後。

私は再び、この町を訪れた。

 

その時、Ramyaのお姉ちゃんには

かわいい赤ちゃんがいた。

 

お姉ちゃん、幸せそうだった。

ちょっと安心して嬉しくなった。

 

 

 

つづく。

 

 

 

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まきこ 

 

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