こんにちは!

バンコク在住まもなく10か月。

バンコク駐在残り2か月。

まだまだ働きたい新人駐妻のまきこです。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

私のインドでの日々を綴る、

インドと私シリーズ。

 

 

ようやく仕事らしい仕事がスタートした

私に見えてきたインドのリアルとは?

 

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【今までの記事】

ディバパリの写真で思い出したこと

【インドと私①】一歩踏み出すその瞬間

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勇気を出してみんなの前で

発言をしてから、

ようやく私の本当の

インド生活がスタートした気がした。

 

蒸し蒸しと重たい空気と温度。

道端には牛、ヤギ、犬、ニワトリ。

土埃舞う、舗装されていない道。

 

人間と動物が普通に

同じ場所で共存している独特の匂い。

 

食事ももちろんインド料理。

ごはんとカレーを手で混ぜて食べる。

スプーンなんてない。

 

手でも味わう毎食のごはん。

手はいつだってカレーの匂い。

 

家の庭に牛が迷い込んで

牛をリスペクトしつつ外に出てもらう技を

インド人から教わった。

(ヒンドゥー教では牛は神様)

 

 

仕事も面白くなってきた。

一緒の仕事をする仲間、

イギリス人のAliceがやってきてから

できることの幅も広がり、勢いづいた。

 

インド人以外と日常で

同じ目線で話ができることが

何よりもうれしかった。

 

ボランティアの数も増え、

新しいプロジェクト開拓に忙しい毎日。

 

学校で英語を教える、

障害のある子供の施設での補助、

ウミガメの産卵の季節には

漁師の手伝いをするプロジェクトもあった。

 

基本的に特別なスキルを持った

ボランティアを受け入れていた訳ではないので

簡単な仕事のプロジェクトが多かった。

 

 

何か新しいプロジェクトはできないか。

Aliceと話していた。

 

「町をきれいに掃除しよう!

 ゴミ拾いプロジェクトは?」

 

と、冗談交じりで話していた。

 

町の道にはとにかく何でも落ちている。

お菓子のごみ、靴、洋服。

ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミ。。。。

 

個別のプロジェクトにならなくても

今いるボランティア全員で

ゴミ拾いをしたら町がきれいになるし

町への恩返しになるんじゃないか

なんて二人で話していた。

 

「めちゃくちゃ、シンプルでいいアイデア!」

 

私たちはそう思っていた。

 

でも、それを聞いた

インド人のボスは微妙な表情。

 

即了承を得られると思っていた私には

とても意外な反応だった。

 

そして彼は言った。

 

 

 

 

「掃除はしてはいけない。」

 

 

 

???????

 

 

 

 

意味がわからない。

ゴミを掃除するのの何が悪いのか?

 

 

 

彼は続けて言った、

 

 

 

 

 

「道を掃除するのは

道を掃除する役割の人の仕事だ。

その仕事を我々が奪ってはいけない。」

 

 

 

 

 

 

そう、

カースト制度の名残。

 

カーストの階級によって

彼らが就くことができる仕事は決まっている。

 

低いカーストに属す人々がする

掃除という仕事。

 

外国人の私たちは

カーストのにおいて

一番上の階級とみなされる。

 

その私たちがこの町で

公共の場の掃除をすることなんて

許される訳がなかった。

 

 

カルチャーショック

なんて言葉では表せないくらい

本当にショックだった。

 

全く想像もできなかった

インドの現状、文化。

 

自分の考え方がどれほど狭く、

世界の一部分だけしか知らないのか

思い知らされた気がした。

 

自分の【当たり前】

当たり前ではない。

 

人間は自由だと思ってきた。

努力次第で何にでもなれる。

 

それが当たり前だと思っていた。

 

ゴミが落ちていたら

気が付いた人が拾うことが

善であるということを

完全に疑ったことがなかった。

 

日本に生まれた自分が

どれほどレアで恵まれたことなのか

この一件で思い知らされた。

 

でも、まだまだ

ショックなインドのリアルは続く。

 

 

づつく。

【インドと私③】幸せな結婚ってなーに?

 

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まきこ 

 

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