つづき

 

日付変わって、

いよいよ本日、

恵理さんのダンスの本番です。

 

恵理さんのダンスと、

わたしのピアノの、

コラボ企画は、

峰不二子のイメージから始まりました。

 

恵理さんは最初、

自分が踊りたいダンスを、

目指していました。

 

それって、

ダンサーとして当然のことです。

 

ところが、

途中で、

はっきり切り替わったんです。

 

恵理さんが踊るのは、

人形作家の皆川優子さんの展示会で、

人形の映像を背にしたシチュエーションです。

 

自然に、

自分が人形だったら?

という視点に、

変わっていったんです。

 

言うは易しですが、

人形が求める動きが、

自分のスタイルと違う場合だって、

多々ある。

 

えりさんは、

悩んだり、

苦しんだりしながら、

人形に、

自分の体を差し出し、

未知の領域に踏み出していきます。

 

時々送られてくる途中経過の動画には、

その変遷が映っていました。

 

恵理さんに人形の魂が宿るのか?

人形に恵理さんの魂が宿るのか?

 

気付いたら、

峰不二子から、

遠く離れた場所に来ていました。

 

わたしの曲から、

人形の物語を読み取ってくださり、

たった3分の中で、

ドラマティックにストーリーが展開します。

(峰不二子も顔を出すかも←必見です)

 

わたしの作った曲が、

わたしの手を離れてから、

えりさんのもとで、

成長していくなんて、

思ってもみませんでした。

 

いよいよ本番。

見に行かれないのが残念すぎますが、

遠くから応援しています。

 

動画も楽しみ!

 

つづく