昨日のつづき

 

今回、

恵理さんが踊るのは、

人形作家の皆川優子さんによる、

人形展の会場です。

 

身長150cm、

等身大の、

ミスティという名前のドールの写真を見た時、

息を呑みました。

 

人形とは思えない生命感。

 

かと言って、

人間とも言えない温度感。

 

妖精に近いのかな?

 

すべてを見抜いているような、

透徹した目をしています。

 

この子と同じ空間に存在するのは、

自分の汚さが暴かれそうで、

勇気がいるな。

 

と思った時、

気付きました。

 

だから、

恵理さんなんだ。

 

華奢でしなやかな、

見た目の美しさだけでなく、

妖精っぽさもあり、

ピュアな恵理さんほど、

ここで踊るのにふさわしい人は、

いないんじゃないかしら?

 

つづく