本やインターネットで、自分でできる「うつ病診断」がありますよね。
あの結果を信用してはいけません。
その理由は2つあります。
1.どんな人にもあてはまる
うつ病チェックにある質問は、だいたいこんなものです。
・よく眠れていますか
・食欲はありますか
・気分が沈むことがありますか
・議論に熱中できますか
これらの質問は、うつ病の人でなくてもあてはまることがあります。
カフェインを摂取していたり、寝る直前までゲームをしていたりすれば、眠れないことはあります。
カフェインやゲームなどは、脳を興奮させます。
興奮状態では眠れません。
疲れていないと眠れないこともあります。
1日中、家でごろごろしていた日などは、なかなか眠れなかったりしますよね。
食欲は日によって違います。
消化に悪いものを食べたり、ちょっとしたストレスがあったりすると、食欲が落ちることもあります。
疲れていると気分が沈むことはあります。
気分が沈むのは、うつ病の影響ではなく、
睡眠不足だったり、栄養不足だったりして、疲れているだけかもしれません。
議論が好きでないと、議論に熱中することなんてできませんよね。
自分を抑える人の場合だと、議論に熱中できないと思います。
こんなふうに、うつ病の人でなくてもあてはまる質問ばかりです。
2.はっきり数値で表せない
うつ病の診断は、主観的なものをもとにして行われます。
眠れないとか、食欲がないとか、本人がそう感じていると訴えていることをもとにしていて、数値ではかることができません。
糖尿病の場合だと血糖値がいくつ以上、高血圧の場合だと血圧がいくつ以上と、数値で表すことができます。
数値化すればはっきりするし、誰が診断しても同じ結果になります。
でも、数値化できなくて主観的なものをもとにすると、診断する人によって結果が違ってきます。
眠れないとはどういった状態のことでしょう。
6時間睡眠を眠れないと感じる人もいれば、これだけ眠れば十分だと感じる人もいます。
こんなふうに、主観的なものを基準にしてしまうと、人それぞれ違った結果になってしまいます。
あいまいな診断の仕方なのです。
うつ病チェックは、どんな人にもあてはまるような質問ばかりです。
ただ疲れているだけだったり、栄養不足だったり、それを「うつ病だ」と勘違いしないように。
うつ病だと思って受診をすると、薬を処方されます。
うつ病の薬によって長期化、悪化する人は珍しくありません(うつ病の薬でうつ病患者が増加で解説をしています)。
そして、薬漬けが待っています。
