叱っても人は動かない、それどころか悪い結果になることもあると、前回の記事で紹介をしました。
叱ってダメならほめればいい、そう思いませんか。
でも、ほめることも相手にとっても、自分にとってもよい結果にはなりません。
ほめることで人は次の3つのどれかの行動をとるようになります。
1・ほめてもらえないとやらなくなる
ほめてもらえているときは、その行動をします。
でも、ほめられなくなれば、その行動をしなくなります。
たとえば、「絵を描いていて偉いね、上手だね」と子どもをほめたとします。
もともとこの子は、ほめられたくて絵を描いていたのではありません。
自分が絵を描くことが好きだから、やりたいから描いていました。
でも、絵を描くことをほめられるようになると、楽しいからやるのではなく、ほめられることを目的にやるようになります。
楽しいときは、自分から進んでやります。
でも、ほめられることを目的にしてしまうと、ほめられなくなったときにやらなくなります。
これでは、子どもの才能をダメにしてしまうでしょう。大人についても同じです。
2・ほめてもらうために他人を蹴落とそうとする
自分がほめてもらうために、あらゆる手段を使う人もいます。
他人の足をひっぱったり、他人の悪口を広めたりなどするのです。
他人の足をひっぱったりすることは、自分が上を目指す行為ではなく、自分はその位置から変わらないで、他人を下にする行為です。
自分はまったく成長していないんです。
成長できなければ、その人のためにはなりません。
ほめることが成長の妨げになってしまうんです。
3・完璧主義を目指す
ほめられるためには完璧でなければならない。
完璧でなければならないと思い込み、完璧主義になってしまう人もいます。
いつもいつも完璧を目指していると疲れてしまいます。
その結果、頑張りすぎてうつ状態になんてことに。
また、完璧にできない自分を許せず、完璧にできないなら、やらない方がましと、行動しなくなることもあります。
無理をさせてしまったり、行動できない人にさせてしまったりするんです。
ほめれば人は伸びそうです。
たしかに、そういったこともあるかもしれません。
でも、ほめることで、自ら進んで行動をしなくなる、他人の足をひっぱる、完璧主義を目指して疲れてしまう、といった事態にもなります。
ほめることが、その人にとってよいこととは限らないのですよ。
では、どうすれば人を伸ばすことができるのか。
次回紹介をします。
