前回の記事(花粉症で鼻水だらだらな人が食べない方がいいもの)で、「乳製品は控えた方がよいですよ」とお伝えしました。
乳製品は体の中に余分な水分を作って、鼻水などの不快な症状の原因になります。
体内で余分な水分を増やす食べものの摂取を控えることが大切ですが、排泄を促すという方法でも体内の余分なものを減らしていけます。
余分な水分の排泄を手助けしてくれる食べものの一つが海藻です。
わかめ、ひじき、あおさ、こんぶ、のりなど、日本にはいろいろな海藻がありますよね。
普段の食事に取り入れることで、余分な水分の排泄を助けてくれます。
スープにわかめを加える、ごはんにのりをふりかける、ひじきを混ぜて炊き込みご飯にする。
いろいろな食べ方ができます。
きざみのりを用意しておくと、野菜やごはんにかけたり、スープに加えたりなど、いろいろな料理に加えられて便利ですよ。
海藻は乾燥した状態で売られているものが多くて、長期保存ができるところも助かります。
海藻を食べるときには、いくつか気をつけたいことがあります。
1.冷えに注意
海藻には体を冷やす性質があります。
食べ過ぎると体を冷やしてしまうので、冷え性の人は気をつけてください。
冷え性の人は、体を温める働きのあるショウガやネギなどと一緒に食べるのがおすすめです。
2.消化不良
海藻は食物繊維が多くて、あまり消化にはよくありません。
胃の調子が落ちているなと感じる人は、摂取を控えた方がよいです。
もしも食べるなら、細かくしてできるだけ消化によくするのがおすすめです。
私は、昆布粉末を使ったり、ゆでたひじきをミキサーでペースト状にしたりして食べています。
3.ヨウ素の摂りすぎ
海藻はヨウ素を多く含む食品です。
ヨウ素を過剰に摂取すると、甲状腺機能に影響がでることがあります。
体内の余分な水分の排泄を促す食べものを日々の食事の中に取り入れることで、余分なものが原因の症状が落ち着いてくることが期待できます。
食事による変化はゆっくりなので、気長に続けてみてください。
ただし、排泄を促すものを摂っているから、乳製品など余分なものを体内に作る食べものをいくらでも食べていい、というのではありません。
乳製品などを控えつつ、海藻など排泄を促すものを摂ることが大切です。