私の勤める予備校でも、12月に入るとテストゼミ形式の授業が増えます。

いつも、皆さんに言っていることですが、

英語のテストゼミを活かすには、

今、自分がやっていることが

「力を試す勉強」か

「力をつける勉強」かを

しっかり意識して区別してやる事です。


テストとは文字通り「力を試す勉強」です。テスト中は、一点でも多く点を取ることを目指します。できない問題は後回しにして、できる問題を一問でも多く解いて得点を増やすこと。一番やってはいけないことは、難しい問題を考える事に時間を費やし、結果的に、解けなかったり、間違えたりして無得点で終わることです。テスト中は考えてはいけないのです。考えなくてもできる問題からサクサク解いていくこと。



そして、テストが終わったら、次は「力をつける勉強」をします。実はテストゼミはこの勉強にこそ意義があるのです。


テスト中にわからなくて飛ばした問題、間違えた問題、設問に関係ないから読まずにおいた文、これら全ての疑問点を解答例や全訳を利用して徹底的に解明していきます。知らない単語は、辞書をひいて派生語も含めてきっちりと理解して覚えておきましょう。


今のうちに出会えてよかったね。入試本番で出会ってたら見知らぬ人のまま、どうしていいかわからなかった。と、挨拶して、仲良くなっておきましょう。


テストが終わると、点数だけ気にして、あとはポイ、なんて人もいますが、そんなんでは、テストした意味がない。


どうか、受験生のみなさん。テストで力を試したら、その後、たっぷり時間をかけて、「力をつける勉強」をしてくださいね。



またやってしまった。

三日坊主。

 

だけど、自分を嫌いにならないで、

何度でも起き上がりこぶし。

 

今日から新しい仲間に入れてもらいました。

その名もズバリ

「毎日ブログを書く会」

ちょっと、ずばり過ぎますけど。

 

一人じゃできなくても

伴走して下さる師匠がいらっしゃる。

一緒に見守ってくれる仲間がいる。

 

今日からまた書きます。

 

 

さて、公立中学での英語教育はどうなっているだろうか。

「中高大と10年も英語を勉強しながら日本人は英語が話せない。」

と、言われるくらいだから、中学の3年間だけでは、まず話せないと思ってよいだろう。

 

なぜか。

 

それは中学での英語学習の目的が

「英語でコミュニケーションできるようになる」ことでは、ないからだ。

 

では、何なのか。公立の中学生は、何の為に英語を勉強するのか。

 

それは、高校受験である。

英語は高校入試の科目の一つに過ぎないのだ。

 

私が住んでいる愛知県の例を見てみよう。

愛知県は高校入試の合格が

内申書90点(5点×9科目の2倍)+当日の試験110点(22点×5教科)

=200点満点で決まる。

 

「志望校に合格したい」という前に、志望校を受験させてもらえる内申点を

取っておかなければならない。そのためには、定期試験で

良い点数をとっておかなければならない。

 

そこで、ほとんどの中学生は定期試験対策の塾に行く。

 

中学校の近くには、大手チェーン塾が支店を出している。

そこには、先輩達から集めた過去の定期試験問題が揃っていて

例年よく出る「( カッコ )穴埋め問題」等を繰り返しやって完璧に暗記する。

例えば、

「enjoyの後ろはdoing」

「関係代名詞は、人の後ろはwho, 物の後ろはwhich」のように、

試験で問われる範囲内での識別ができるテクニックを覚える。

 

また、愛知県立高校の入試問題も、これまた、

平易な空所補充中心で、有名進学校は

満点とらないと受からないと言われている。

 

解答例を見て欲しい。1はリスニング。2以下が「記述問題」だが、

書くのは単語だけ。文章になっているものは、実は単語の並べ替え問題だ。、

 

 

2017年から多少ましになって、絵を見て文を書かせる問題が出るようになった。

しかしそれでも、文の途中からであって、一文全部を書く問題は相変わらず出ていない。

 

このような問題が解けるようにする訓練を、愛知県の公立中学生は

「英語の勉強」だと思っている。

しかも、授業時間は、一週間に2~3回。

 

これで、英語が話せるようになるだろうか。

 

 

次は、大阪府立高校の入試英語をとりあげたい。

 

中学の授業だけで英語が話せるようになりますか?

 

はい。なると思います。

少なくとも私達はそうでした。

 

今から思えば両親に感謝するのみですが

(自分で希望した訳ではないので)

私の通った私立の女子校では

中学卒業時には、ほぼ全員

日常会話はできたと思います。

 

中学1年の5月、初めての中間テストは

英作文が50題でした。

問題用紙には日本文が50文、

解答用紙には50本線が引いてあって

試験時間内にひたすら英文を書くだけ

というシンプルなものでした。

be動詞の現在形しか習っていないので

「これは何ですか?」「それは時計です。」の類いのもの。

清水義範の「永遠のジャック&ベティ」の世界です。

出題方法は事前に知らされていたので

平均点は確か80点以上でした。

 

英語の授業は週に7コマあり

担当教師は2人、教科書は2種類やりました。

中2からは週に2時間アメリカ人が担当しました。

中3の春にはほぼ全員が英検3級に合格してました。

英検2級もほぼ全員が高1か高2で取得してました。

こんな感じで、学校の英語の授業だけで

日常会話はできるようになりました。

(英検の3級以上は二次に面接試験があるので

英検に合格したというのはつまり

会話もできる、という証明です。)

 

12~13歳の頭の柔らかいうちに、

たっぷりインプットして

そしてアウトプットの練習をする。

そうすれば話せるようになります。

 

では、公立中学の英語教育は

どうなっているでしょうか。

 

また明日検証してみます。
 

今回の英語民間試験騒動で、得られた良いことの一つに、この羽藤由美教授という同志と、京都工芸繊維大の英語教育の取り組みの存在を知る事ができたということがあります。

定年まであと数年という時に、このような事になってどうしても黙っていられない、という義憤を共有します。

https://yumihato.wordpress.com/