昨日のハワイは、2/14 Valentine's Dayでした
ネイティブハワイアンの人々にとって、2月14日はまた別の大きな意味を持つ日です
イギリス人の探検家で、西洋人にして初めてハワイの島々を見つけ、降り立ったキャプテン・クックが、ネイティブハワイアンの人々と争いになり、ハワイ島で亡くなったのが、1779年2月14日。
この争いのきっかけは、1778年1月18日、キャプテン・クックがハワイに初めて上陸した時、ネイティブハワイアンの人々が、キャプテンクックの上陸を「ハワイの神様ロノ Lonoの到来」と勘違いして、歓迎したことでした。
その時期はちょうど、ハワイではMakahikiマカヒキシーズン 神様ロノ Lonoが、ハワイの島々に帰ってくる時期と言い伝えられていたのです
キャプテン・クックは、自分が神様ロノ Lonoではないことをネイティブハワイアンには告げず、彼らの歓迎を受け、崇拝されました。
その約1年後、キャプテン・クックが再びハワイを訪れた時、神様ロノ Lonoではないことを知ったネイティブハワイアン。そして争いが起こり、キャプテン・クックは亡くなりました。
世界地図を何度も書き換えた英雄として知られているキャプテン・クックですが、ネイティブハワイアンにとっては、ハワイの土地に侵入した植民者という位置付けなのです。
そのため、長い間、キャプテン・クックが英雄として称賛されることに違和感や憤りを感じるネイティブハワイアンの人たちもいます
神様ロノ Lonoは、ハワイに伝わる植物療法をハワイアンの人々に教え広めたという言い伝えがありますまた、キャプテン・クックの上陸後、西洋人により、ハワイの植物療法が禁止されてしまった歴史もあります
そのため、キャプテン・クックのハワイ上陸から亡くなるまでの出来事は、ハワイの植物療法を学び教え、実践する人たちにとって、忘れてはならない大事な知識なのです
もちろん、ハワイの植物療法の学びの中にもあります
キャプテン・クックがネイティブハワイアンから歓迎、崇拝されようとして、神様ロノ Lonoと勘違いされながら、本当のことを告げなかったことは、彼らにとって相当な裏切りだったはず。
そんな歴史に想いを馳せるネイティブハワイアンの気持ちに寄り添って、これからもハワイの伝統文化に触れ、ハワイの植物療法を実践していきたいと思っています
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