お庭のハワイと別の地域に固有のウハロア'Uhaloaです

シルバーグリーンの葉には、細かい毛が生えているので、太陽の日差しに照らされると、少しだけキラキラと光るのが綺麗なんですよね

黄色いお花は咲きそうで咲かない…でも忘れた頃にふと咲いていたり



ウハロア'Uhaloaは、ハワイに伝わる植物療法ラアウ・ラパアウでも使われているハワイアンハーブです

レメディ・お薬の種類、年齢によって、茎、葉、お花…と、使う部位や用量を細かく変えます

基本的に採れたてのフレッシュなものを使うので、こうしてお庭で使う分だけ育てています

育てていると、稀にウハロア'Uhaloa好きな蛾が現れます

野生のウハロア'Uhaloaにはもっと沢山の蛾が集まって、卵を産み、白くてジュクジュクした幼虫が、ウハロア'Uhaloaの葉を次々と食べていきます

そんなこともあり、自分で育てることにしたのですが、もう一つ理由があります

'Uhaloaウハロアは、育つ環境に大きく影響される植物
そばで育つ別の植物の種類によっては、毒性を持ってしまうことがあります


ハワイアンハーブに限らず言えることだと思いますが、自分が育てたものではないハーブを仕入れたり、扱ったりする場合は、そのハーブが、どこで、どのように育ったのか、誰によって、どのように育てられたのか…をきちんと知ることが大事だと思います

例えば、ハワイアンハーブでいえば…
“ハワイ産”と言われても、ハワイにはいくつも島があり、島の中だけでも沢山の気候帯があり、同じ植物でも、品種だけでなく、効能や毒性も大きく変わります

ハワイに伝わる植物療法ラアウ・ラパアウやハワイアンハーブを教えたり、学んだりしている人たちは、そのことをとても重要視していて、かなり危機感を持って植物を栽培・収穫しています



最近では、ネットショッピングやSNSを通すと、真実が見えにくいこともしばしば
その植物を育てていると見せかけて、実際は育てられていなかったり、結局、産地が確かめられないことも


また、植物のもつ毒性を、薬に変えるだけの技術や知識がない人や会社も、残念ながら、実際には沢山います
ハワイに伝わる植物療法ラアウ・ラパアウで使われているハワイアンハーブは、毒性が強いものが多いですから、「どう使うか」だけでなく、安心安全のために、わざわざ「使わない」という選択肢もあります


最終的に、自分の身は自分で守らないとなりません

神聖なパワーManaマナが溢れる場所といわれているハワイにも、不衛生な場所、強い毒性を持った土壌、農薬が使われているエリア、汚染された水…の影響を受けた植物もあります

「毒薬変じて薬となる」
と言いますが…
「薬も過ぎれば毒となる」
とも言います

「知識や技術がなければ、無理して使おうとしない。特に他人に対しては。自己責任の範囲に最低限おさめて。」
…というのが、ハワイアンの植物療法の先生がよく言っているルールです

人間の知識や理解次第で、植物は、
「毒にも薬にもならない」ものになってしまうということ💦
ならば、かえって取り入れない方が安全な場合もありますよね

植物そのもの、そして植物を育てる事の奥深さを痛感しています

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