主人公…百合子ちゃん 37歳
私が20代の時に知り合った2歳年上の先輩。
高学歴で一流企業に勤める。見た目はとても可愛く歴女。
この度婚活をスタートさせて、素敵な彼氏ができた。
色々あったが、この彼しかいない、と思った矢先…
彼…元くん 37歳 婚活アプリで知り合った。
身長178㎝のイケメン関西人。マメで優しく束縛激しめ。
しかしその実態は、奥さんがいる中で
2年も百合子ちゃんを騙しているとんでもない男だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
百合子ちゃん達が
同棲を始めて
1ヶ月以上経過した。
一緒に住むようになって
さらにわかったことは
この宇宙人男はまず
全く家事をしない。
やったことすら無さそうだった。
例えば電子レンジの使い方。
本当に知らないのか
知らないフリなのか
百合子ちゃんはこの男が
レンジに触れたのを
1度も見たことがない。
百合子ちゃんは
仕事帰りにスーパーに寄り
例えどんなに疲れている日でも
ちゃんと手作りで夕飯を作った。
時々身体がだるくなり
手を抜きたいなと思うこともあるが
どんなにしんどそうに
家事をやっている日でも
この男はキッチンからテーブルに
食事を移すことすら、
やってくれることはない。
洗濯も掃除も全部。
本当に、どの家事も、
1つも手伝わない。
動く気配すらない。
家事は百合子ちゃんがやって
当たり前。
そのことについて、
(いつもありがとう)など
感謝の言葉など
一瞬も聞いたことがなかった。
流石にたまりかねて、
百合子ちゃんは言った。
百合子ちゃん
「ねぇ、少しで良いから
家事は分担しない?」
アホ男元くん
「あー、それは、
俺はええわ。
まぁ今どき、
時代錯誤なんかも知らんけどな。
俺はそういうの
女性にやってもらいたい
タイプなんよ。」
はい?
時代錯誤とか
そういう問題じゃない。
疲れている恋人を
労ったり助けたりすること。
それは人として、
ただただ当たり前なんでは?
私から言わせれば
出会ってからここまでの
貴方の印象は、
ただの嘘つき
詐欺師だお( ・∇・)
何が、
「俺が幸せにする。
約束する」なんだろうか。
百合子ちゃん
「いや、私だって同じように
外で仕事してるんだからさ
全部はキツイよ。」
すると
アホ男元くん
「いや、お前の仕事より
俺の仕事の方が
大変やから。
俺のに比べたら
大した仕事や
ないやんか。」
はい。出た。
これが本音か。
いや、前からそうだった。
結局この男の根底は
女を自分の所有物としてしか
見ていない
ただの
モラハラおじさん。
あなたはね
時代錯誤なんじゃなくて
自分より優位に立つ女性を
脅威だと思っている
弱虫おじさんなんだよ。
これまで百合子ちゃんが
外で会える女性だった時
彼女が仕事で悩んでいた時は
真摯に話を聞いて
「大変やな。でも百合子は
本当に頑張ってると思うで。
だから自信持ってやったらいい。
どうしても辛かったら、
別に仕事辞めたって養えるし。」
と言っていた。
養えるし。
こんな、言わなくても良いような
どうでも良いひけらかしワード
弱い男がすること。
仕事辞めても養える
という台詞は
貴方の場合に限っては
便利な家政婦としてでしょ?
この言葉で
百合子ちゃんはかなり
プライドを傷つけられた。
見下されたと思った。
ここからはもう、
反論する気も失せてしまって
家事については
一切求めることを辞めた。
そして全て
一人でこなす毎日を
送っていた。
ーーーーーーーーーーー
現在お買い物マラソン中です!
いつも読んで下さってありがとうございます。
これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン2 武田さんの芝生
シーズン3 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン4 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン5 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン6 みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
シーズン7 春菜ちゃんの芝生『婚活アプリで結婚相手は見つかるか』
シーズン8 青木の芝生 男友達の告白。
シーズン9 紗子さんの芝生 「見て見ぬふりん。」