主人公…百合子ちゃん 37歳

私が20代の時に知り合った2歳年上の先輩。

高学歴で一流企業に勤める。見た目はとても可愛く歴女。

この度婚活をスタートさせて、素敵な彼氏ができた。

色々あったが、この彼しかいない、と思った矢先…

 

彼…元くん 37歳 婚活アプリで知り合った。

身長178㎝のイケメン関西人。バツイチ子供無し。

マメで一途で最高の人に出会ったと思った矢先

彼の激しい束縛癖が露呈し始めて…

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年が明けて、

2人で旅行に行った際

 

「一緒に住もう」

と言ってくれた元くん。

 

旅行から戻ってきて

次の週の休みの日には

お母さんからの提案で

快気祝いも兼ねて

 

百合子ちゃんのご両親

元くんとの4人で

食事会をすることになった。

 

 

 

百合子ちゃんのお母さん

「入院中は百合子が

 本当にお世話になりました。」

 

 

 

元くん

「いえ、僕は何も…」

 

 

 

百合子ちゃんのお母さん

「そんなことないですよ。

 

 私たちの体力では

 百合子を支えたりすることは

 本当に難しいですから。

 

 毎日側にいてくださって

 どれだけ心強かったか。」

 

 

百合子ちゃんのお母さんは

元くんに心から感謝していた。

 

同時に

入院当初は無言だったお父さんも

次第に元くんの献身的な行動に

心を開いていた。

 

 

 
元くん

「それは百合子さんが

 今まで出会った女性の誰より

 素敵な方だからです。

 

 僕は百合子さんと一緒にいると
 毎日が楽しくて

 明るい気持ちになるんです。

 

 これまでの2年間 

 ずっと支えていただいていたので

 辛い時に支えるのは

 当たり前だと思います。

 

 僕は

 タイミングが来たら

 結婚を考えています。」

 

 

 

百合子ちゃんのお母さん

「本当に、嬉しいわ。

 元くんなら私たちも

 安心して百合子を任せられます。」

 

 

百合子ちゃんのお父さん

「むしろこんな

 ヤンチャな娘で

 大丈夫でしょうか。」

 

 

お父さんの発言に

皆がドッと笑って、

百合子ちゃんはその

両親の顔を見ていたら

本当に幸せな気持ちで

いっぱいだった。

 

 

 

 


百合子ちゃん
「同棲についてだけど、

 具体的に何月から始める?

 

 私が今住んでるところの

 解約手続きもあるし、

 前持って時期だけでも

 先に決めておきたいな。」



百合子ちゃんは
両親との会食を終えて

結婚への話がより

リアルになってきた気がした。



元くん
「あぁ、そのことなんやけど、

 

 実はな、弟が実家の大阪に

 帰ることになってん。」



百合子ちゃん
「え?うそ!いつ?」


寝耳に水の話だった。



元くん
「3末やな。

 

 弟が任されていた事業を

 年度末で一旦東京から

 撤退させることになったから、

 

 3末まではうちにいて

 まだ決まってないけど

 4月中旬くらいまでには

 出て行くってゆーてた。」


百合子ちゃん
「3月?じゃあ4月には

 一緒に住めるってこと?」


元くん
「うん、そうやな!」


百合子ちゃん
「えー!嬉しい!

 じゃあ、おうち探しも始めないと!」


元くん
「いやいや、

 まだ3ヶ月あるで。

 

 気ぃ早いなぁ~笑」



百合子ちゃん
「だって嬉しすぎるんだもん!

 家具とかも見ないと!」

 

 

百合子ちゃんは、

嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。


そこから同棲へ向けての

カウントダウンが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

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これまでのシリーズはこちら。

シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』

シーズン2 武田さんの芝生 

『妊娠発覚。彼氏と思っていた人は既婚者だった。』

シーズン3 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』

シーズン4 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」

シーズン5 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」

シーズン6 みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」

シーズン7 春菜ちゃんの芝生『婚活アプリで結婚相手は見つかるか』

シーズン8 青木の芝生  男友達の告白。