主人公…百合子ちゃん 37歳
私が２０代の時に知り合った2歳年上の先輩。
高学歴で一流企業に勤める。見た目はとても可愛く歴女。
この度婚活をスタートさせた。
彼…元さん 37歳 婚活アプリで知り合った。
身長178㎝のイケメン関西人。バツイチ子供無し。
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百合子ちゃんが
長らく婚活をしてきて
やっと出会えた理想の彼氏。
お互い一目惚れで、
好きで好きでしょうがなくて
テンションMaxだった。
だけど一方で
百合子ちゃんにはどこか
冷静な部分もあった。
付き合い始めてまだ
３ヶ月も経っていない頃
私はまた、
百合子ちゃんとランチをしながら
ガールズトークに
花を咲かせていた。
私
「いやー、百合子ちゃん
理想的な彼氏に出会えて
ほんっとうに良かったねー。
うらやましーい(￣▽￣)」
百合子ちゃん
「うん、今のところ
幸せだよ。」
私
「そっかー。
じゃあ今回の人には
疑わしいことはない感じ？」
百合子ちゃん
「うーん。」
私
「あれ。
どしたの？なんかまだ
気になることがあるの？」
百合子ちゃん
「あ、いや。
私が色々性格的に
勘ぐりすぎなんだとは思う。
なんせ私たち
アプリでの出会いだったわけで
バックグラウンドが
分からないでしょ。
だから色々考えてる
不安になったりするよね。」
私
「まぁ、そうだよね。
結婚を考えるなら安心して、
付き合いたいよね。」
百合子ちゃん
「うん。
でもほんと、
今は元くんに出会えて
すっごく良かったって思ってる。
見た目も本当にタイプだけど
何よりすっごく
尽くしてくれるんだよね。」
私
「それって
最高じゃない！！」
百合子ちゃん
「うん。
彼には週に２回休みがあってね
1日は平日だから
私は仕事なんだけど
その平日の休みの時は
職場まで迎えにきてくれるの。
もう1日は日曜日が休みで
１回だけ仕事の付き合いで
ゴルフに行ってたけど
その間スコアとか全部
写真付きで送ってきてさ
終わったら私のところに
すっ飛んで帰ってきてくれて。」
私
「なるほど…
でもさ、反対にそれ、
ちょっと束縛されすぎてるような
自分に構われすぎて
めんどくさー
って思う時、ないの？」
百合子ちゃん
「な、ないよ。」
私
「あるんだね(￣▽￣)
まぁ、そりゃあ今ま私たち
一人暮らしで気ままに
生活してた時期が長かった訳だし
あんまり全部の休みを
注ぎ込まれても、
ちょっとしんどいって
感じる時だってあるよね。」
百合子ちゃん
「そう、そうなの。
だけど
連絡取れなくて困るより
ちょっとマメなくらいの人の方が
私はいい気がしてるし
今のところ優しさが勝つから
そこはあまり気にしてないよ。
なんだけど…」
私
「ん、なんだけど？」
百合子ちゃん
「今後結婚するにあたって
1つだけ気になってることは
あるんだよね。」
私
「へぇ、それって
どんなこと？」
百合子ちゃん
「それが、
彼の家庭環境というか
弟の存在なの。」
私
「弟？？」
百合子ちゃん
「うん。」
私
「確かにお付き合いだけなら
相手の家族は関係ないけど
結婚ってなると
確かにね…」
百合子ちゃんはそれから
彼の家族のことについて
話し始めた。
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これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン６ みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
シーズン７ 春菜ちゃんの芝生『婚活アプリで結婚相手は見つかるか』
シーズン8 青木の芝生 男友達の告白。