主人公…百合子ちゃん 37歳
私が２０代の時に知り合った2歳年上の先輩。
高学歴で一流企業に勤める。見た目はとても可愛く歴女。
この度婚活をスタートさせた。
彼…元さん 37歳
婚活アプリで知り合った。身長178㎝のイケメン
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婚活アプリで知り合い
待ち合わせ場所に立っていた彼は
プロフィールの写真以上に
イケメンだった。
百合子ちゃんの職場が
彼の住まいの
最寄りだったことも
なんだか運命を感じていた。
レストランの予約は
彼がスムーズに行ってくれて
本当に素敵なお店だった。
元くん
「いやぁ、まさか
婚活アプリでこんな可愛らしい人に
出会えるとは思ってませんでした。
多少いいなと思うのは
写真が綺麗すぎて
なんかサクラかなと思ったりして…」
百合子ちゃん
「いやいや、
それはこっちのセリフですよっ
お会いするまで私も
あの写真はサクラかなって
本気で思ってましたから！
待ち合わせの場所に
立っていらっしゃる姿を見て
え！本物と写真、一緒！！
って、声に出しそうでしたよ（笑）」
百合子ちゃんは本当に
写真映りがどうこうじゃなくて
美人で可愛い。
男性の方が
百合子ちゃんのプロフィールを見て
サクラだと思うのも無理はないと
客観的に後輩の私も思うが
お互いにそう感じ合っていたのも
また珍しいケースのような気がする。
それから2人は
美味しいお酒と食事に囲まれ
会話も盛り上がった。
百合子ちゃん
「元さん、確かプロフィールに
関西出身って書いてましたよね。
実際お話しすると
関西弁じゃないんですね。」
元くん
「いや、敬語だと
標準語になっちゃうんですよ。
仕事はいつも標準語なので。」
百合子ちゃん
「そうなんですね！
私実は、関西弁が大好きで。」
元くん
「えっ？そうなんですか？？
関西弁、好きなんですか？？
百合子さんって
都会の女性って気がしたので
関西弁は、いやかと…」
百合子ちゃん
「そんなことないです！
大好きです！」
彼は少し照れていたが
その後すぐにこんな提案をした。
元くん
「そしたら、
同い年やし、タメ口でええか！
百合子ちゃんと
もっと仲良くなりたいしな！」
ズッキュン。
あれ。
なんか、撃ち抜かれた音がする。
あ、
百合子ちゃんが落ちた。
完落ちした。
百合子ちゃんは本当に
とにかく関西弁に弱かった。
百合子ちゃんにとって関西弁は
男性を５割ましで
魅力的に魅せてくれるらしい。
（↑この時点でもう、見た目はいいような…）
途中2人の会話は
好きな人へのアプローチについて
どんな方法を取るのか
という話題になった。
元くん
「俺は好きと思ったら、
すぐ言うてまうな。
隠したくても無理っていうか
めっちゃ態度に出ちゃうんよね。
ラテンの血～入っとるからなぁ笑」
冗談まじりに言う元くんとは
それ以降も
どんどん話が盛り上がった。
ただ、百合子ちゃんは同時に
この時ちゃんと
確認しておきたいことがあった。
それは元くんの
プロフィールにあった
『独身(離婚)、子供なし』
男女ともに３０代ともなると
バツイチであることなど
百合子ちゃんは気にしていない。
ただその
別れた理由や時期などは
やはりどうしても
聞きたいと思っていた。
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いつも読んで下さってありがとうございます。
これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン６ みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
シーズン７ 春菜ちゃんの芝生『婚活アプリで結婚相手は見つかるか』
シーズン8 青木の芝生 男友達の告白。