このお話は、登場人物の名前や年齢
関係性や時系列など、
実際とはあえて異なる部分があります。
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不倫議員の悪事がついに
メディアにリークされた。
紗子さんから報告を受けたのは
まだそのことが
記事になる前の話だった。
メディアに出るまでは
もう少し記者の方でも
調べを進めてゆくらしい。
私
「ひとまずは、
メディアに出た後の
世の中の動きや
不倫チンパンジー議員の様子を
見守るしかないですかね。
だからってその議員の
比較的身近にいらっしゃる
紗子さんのモヤモヤは
晴れないとは思いますが…」
紗子さん
「そうですね。
でも今、自分を納得させる
言葉があるとするなら、
例えば市民の方が
何らかの公的サービスを
使用するとソレは
血税から出ていくわけですから
ソレはクズが撲滅されれば
（被害者が減る×人数）です。」
私
「確かに。」
紗子さん
「その血税は他人事でなく
未成年に至るまで
（養育する親に関わるという意味で）
関係があることなので
本来は全ての人が
関心を持つことが出来たら…
こういう議員が
野離しになったり
当選したりしないですみます。
あぁ、すいません、
やっぱりこの話をすると
熱くなってしまいます。
つい癖で
要らぬ財布（国の財政）を
考えてしまうんですよね（苦笑）」
私
「いえ、そんな。
それは、紗子さんが
真面目に市政のお仕事に
携わっていらっしゃる
証拠ですし、実際本当に
悪事を働く市議は
淘汰されたらいいと思いますよ。」
紗子さん
「ありがとうございます…
私が関わっている事業が
そんな腐れ議員のせいで
如何に国を圧迫しているか…
それが声をあげられない
本当に必要な人達が
サービスや制度を
利用出来ない状況を招いている
って考えてしまうと、
本当になんかもう…」
私
「ミキ（知らない方はシーズン１を参照に）
ともその手の話は
たまにしますよ。
不倫とかしちゃってる議員が
法律作ってるから
お金の使い方も制度も
ヘンテコリンなんだって。」
紗子さん
「私もこういうモヤモヤを
信頼できる
議員に話したりすると
（あんたが国会議員になる以外
ソレは解消できんよ）
ってすっごく言われています（笑）」
私
「あ、やっぱり。」
紗子さん
「でも本来は、
議員でもない人が、
市民団体として少しでも
解消できるようになるのが
健全な形だと思うんです。
今は結局は真面目に、
時にはなりふり構わず
子育てしている女性と子供が
鬼畜な税金泥棒
＋税金圧迫者に振り回されていて
コレが明らかになったところで
きっと奥さんと
子供の傷は癒えない。
癒えないどころか
子供たちの心に
大きな影を落とすような
可能性だって高い。
なんかもう不毛です。」
そんなわけで
紗子さんが立ち上がったのは
不毛な家庭環境で育った子供
豊かな家庭に生まれながらも
先天的な発達障害に加え
環境的な悪化を辿る子
グレーゾーン認定となる子。
そんな子供たちを
救済する支援団体を
発足することだった。
紗子さんは
自らの力で切り開いた。
通常この手の話は
例え身近なところから
ポッと出てきた話だったとしても
あいつ最低だよねと
他人の批判をして終わる。
だから日本の政治って、
だから不倫男って、
そう言って
結局何もしない人がほとんどだ。
しかし紗子さんは
もうこれ以上自分のように
親の過去や振る舞いに
傷つけられる子供たちを
見てはいられなかった。
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いつも読んで下さってありがとうございます。
これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン６ みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
シーズン７ 春菜ちゃんの芝生『婚活アプリで結婚相手は見つかるか』
シーズン8 青木の芝生 男友達の告白。