ADさんのお母様が亡くなった後
家族はお母様の想いを汲んで
悲しみの中を
生きていくことはやめた。
だってどうせ生きていくのなら
自分のことは
自分で幸せにしてあげないと。
春菜ちゃんとADさんの絆は
どんどん強くなった。
コメントで皆さんが
書いてくださっているように
春菜ちゃんは
これまでの恋愛に関する
辛かったことや失敗全て
全部ADさんに出会うための
修行だったと思えた。
確かに春菜ちゃんは
最初の部分では毎回
出会い方もチョイスも
危ういところが多々あったが
けれど結局
どんなにタイプだと思っても
既婚者や
あれ??と思う人は選ばなかったし
そういう意味で、
自分を大事にしていて
自分をちゃんと持っている女性だと思う。
最初はただただ
まだ見ぬ「結婚」という文字にだけ
憧れを抱いていた時代を経て
純粋に欲しかったのは
寂しさを埋めたり
見知らぬ誰かに見栄を張って生きたり
プライドが満たされたり
そんなことなんかじゃなくて
誠心誠意心から
繋がれるような人との出会い。
だけどそこを求めるなら
自分が与える人になろう
そう思えたからなのではないだろうか。
私はシーズン1からこれまで
ずっと人間の
汚い部分も書いてきたけれど
だけど同時に
優しく強く、暖かい人たちのことも
伝え続けたいと思ってきた。
だってやっぱり人って
暖かくて、優しくて
楽しいものだから。
なんて
例えば身近なところでいえば
仕事関係で
ちょっと意地悪な上司がいたり
いうこと聞かない後輩がいたり
感じの悪い身内がいたり
些細な場面で
優しくなれなかったり
いらっとしたり。
そんなことも多い世の中だけど
まずは自分が
与えられる人になることや
求めてばっかりの人
傷つけてばっかりの人を
勇気を持って
手放すことができたら
ADさんのお母さんのように
彩り豊かな人生だったと
最期に笑って言えるのかな。
◆
お母さんとのお別れから数年。
春菜ちゃんとADさんは
相変わらず仲良しで
仕事は精力的に行い
お互いを思い遣って生きている。
現在不妊治療中で
春菜ちゃん
「なかなか
うまくはいかないものですね。」
と彼女はいうけれど
後ろ向きな様子はなく
ADさんのことは
年々好きになっているらしい。
皆さんは
春菜ちゃんのエピソードから
何を想いましたか?
俳優さんとかがよく言いますが
自分にとって自分の人生は
主演:自分
そのシナリオを描けるのも
自分。
皆さんの人生がどうか
彩り豊かなものでありますように。
シーズン7 終
----------------------------------------
いつも読んで下さってありがとうございます。
これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン2 武田さんの芝生
シーズン3 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン4 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン5 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン6 みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」