久しぶりのシーズン８です。
青木のことはむかついて仕方ないと思いますが
もう少しお付き合いください。
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青木の浮気発覚から
別居となり２週間を過ぎた。
とはいえ週末は自宅に戻り
子供たちとは
いつものように過ごす。
事情を知らない子供たちは
パパに会えて
はしゃいでいたそうだ。
別居のために青木は
マンスリーマンションを借りたが
洋服やちょっとしたもの以外は
全てこの家に置いてある。
別居から最初の１週間目
金曜日の夜、土曜日の夜と
青木はそこに泊まったが
奥さんからは何も言われず
青木は戸惑うばかりだった。
もしかしたら戻れるのか…
バカな淡い期待を寄せてしまったが
日曜日の朝になると
奥さん
「今日は何時までいるの？
今日も泊まるの？」
そう言われる。
奥さんは一見すると
前と変わらないように見えるが
必要以上に話さなくなったし
子供達がいなくなると
2人きりを避けるようになった。
青木
「何時までいていいの？
っていうか
今日も泊まっていいの？」
奥さんが前と違う態度でも
青木はやっぱり
この家族と一緒に
過ごしたいと思ってしまう。
こうして
金曜日・土曜日・日曜日と
3日も泊まっていいなら
別に別居する必要なんてないのでは…
そう思ったのだ。
奥さん
「この別居生活は
子供達のためだから、
子供達が嬉しいならしばらくは
この生活を続けていいと思う。
だけど私の気持ちは
簡単には整理できないから
当分夫婦の話はしたくない…」
青木は頷いて
自宅にいる間は
出来る限りの家事をした。
これまでにもたまに
洗濯や洗い物くらいはしたが
その都度当時の奥さんは
ありがとう、凄いね
そう言って褒めてくれた。
けれどこうなってみて、
家のことって、
こんなにやることがあるのか…
そんなことに今更気づいて
たまの自分の洗濯や洗い物を
褒めてくれた奥さんが
どれだけ素晴らしい女性だったのか
家のことをやった気満載で
調子に乗っていた自分が
どれだけ愚かだったのか
今更ながらに気づく。
奥さんは今、
自分の家事を褒めてはくれない。
けれどそれは
これまでの自分が
そうだったじゃないか。
日曜日の朝
玄関を掃除していたら
娘がやってきた。
青木の娘
「パパ！お掃除してるの？
ありがとう！
ピカピカだね^_^」
あぁ…
青木はその場で、
ボロボロ泣いた。
自分はなんて大事なものを
自ら裏切ったんだろう。
離れたくない。
失いたくない。
もう、無理なんだろうか。
改めてブログに書くには気合がいることも
Twitterならさらっと呟けますね。
基本はリンクを貼り付けている日々ですが
過去のシーズンに出てきた方の今を呟いたりもしています。
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これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン６ みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」