登場人物 春菜ちゃん・・34歳
絶賛婚活中で、婚活アプリでの出会いは現在4人目。
自分でもこじらせている自覚ありだそうですが
共感してくださる方がいらっしゃったら幸いです。
この後、春菜ちゃんの婚活は、成功したのでしょうか。
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2回目のデート。
不動産屋さんが予約をしてくれたのは
割烹料理屋のような
落ち着いたお店。
不動産屋さん
「以前取引先の人とここにきて
色々美味しかったし、
サービスも最高だったんだよ。」
春菜ちゃん
「こういうお店、
ほとんどきた事ないので
ちょっと緊張しますね。」
不動産屋さんは話しやすくて
最初の緊張はすぐに解けた。
不動産屋さん
「春菜ちゃんって
休日は何してるの?」
お酒を飲みながら
たわいのない話をする。
春菜ちゃん
「うーん、そう言われると
いつも悩んでしまうのが
私って無趣味なんですよね…
これといって、必ずやる!
っていうものがないので…
たまにジムとかのヨガに行ったり
ネイルとか美容室とか…
あ、なんか自分の
メンテナンスばっかりですね。
不動産屋さんは?」
不動産屋さん
「自分メンテも十分いい趣味だよ!
だから髪とか爪とかツヤツヤなんだね。
ヨガもいいねー。
僕は体を動かすのが凄く好きだから
友達とフットサルとかやるよ。
チームがあるから、試合もするし。」
春菜ちゃん
「へぇ、凄いですね!」
ふと春菜ちゃんの頭に
言いかけてやめた言葉が過ぎる。
(見に行っていいですか?)
彼女でもないのに
出しゃばりすぎだと思ってやめたが
もしもそれを言って
断られても気まずいと思った。
ただもし断られるとしたら
やはり家族がいる可能性もある。
不動産屋さん
「今は弱小だから恥ずかしいけど
強くなったら観に来て!」
なんか一生
強くならない気がするな。
(パンダ心のツッコミ)
春菜ちゃん
「是非!観に行きたいです!」
客観的に見ていると
なんだか軽く流されたような
そんな感じに見えたのは
やはり私の悪い癖かしら。
そんな話をしながら
今度は春菜ちゃんたちは
前職について、話し始めた。
そこで、
春菜ちゃんが驚いたことがある。
春菜ちゃん
「え、不動産屋さんって
前職、
結婚相談所にいたんですか?」
不動産屋さん
「そうなんだよね。
20代後半から
30代前半くらいまでかな。」
…私もつい最近
登録したばかりです。
なんて、言えるわけない。
でも、でもでも
興味津々!
春菜ちゃん
「へぇ…結婚相談所って、
行ったことないので
全然知らない世界なんですけど
(もうすぐ行くんですけど。)
成約率は、高いんですか?」
不動産屋さん
「一応これでも、
大手の結婚相談所の店長で
売上は全国合わせても高かったから
成約率は高かったと思うよ。
だけど、結婚に憧れまくって
焦ったり妥協したり、泣いたり…
いろんな男女を毎日見てきたから
途中で急になんでこの人たちは
結婚にそんなにこだわっているのか
わからなくなってた。」
春菜ちゃん
「トップ…っていうのは
やっぱり成約率ですか?」
不動産屋さん
「登録してもらうための
契約率も含まれるよ。
まずは入会してもらえないと
いけないからね。」
春菜ちゃん
「登録してもらうため…って
じゃあそのためにもしかしたら
最初に見せる写真は
実はもう会えなかったり
レベル高い人だけを集めた写真を
今だけ見せる…
ってこともするんですか?」
春菜ちゃんや。
質問がもう
やめられない止まらない。
最近あまり呟けておりませんが
登録してくださっている方、ありがとうございます!
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これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン2 武田さんの芝生
シーズン3 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン4 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン5 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン6 みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」