登場人物 春菜ちゃん・・34歳
絶賛婚活中で、婚活アプリでの出会いは現在4人目。
自分でもこじらせている自覚ありだそうですが
共感してくださる方がいらっしゃったら幸いです。
この後、春菜ちゃんの婚活は、成功したのでしょうか。
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不動産屋さんとのデート。
結論から言うと
その日春菜ちゃんは不動産屋さんと
かなり会話が弾んで楽しめた。
その日は食事をして綺麗にお別れ。
そして次の日。
報告タイムという名の
女子会(女子他2名あり)
春菜ちゃんはもうこの時
アプリでの男性選びに
なんの自信もなかったので
自分でジャッジするのを辞めていた。
◆
女友達①
「まずは春菜ちゃんが
楽しめてよかったね。
声がいいって惹かれるよね。」
春菜ちゃん
「そうなんですよ。
なんかそれだけで顔もよく見えたり・・」
女友達②
「でも私、昔よく合コンしてた時代に
(ちょっと元気な女友達です。)
不動産屋さんもいたけど、
土日休みじゃないから
なかなか家族と時間がとれない
っていう言い訳を言いながら
不倫しまくっていたり
バツイチだったりした人
結構見たよ。
人によるんだろうけどさ。」
私
「私の周りに
マンション借りた時の担当者と
付き合ったことがある子もいたけど
お相手がかなり曲者だったような…
はっ、
って、これでは春菜ちゃんが
不安になっちゃうよね。
ごめんごめん。」
春菜ちゃん
「いや、私は信じすぎてしまうから
そういうの助かります。
なんか会ってみると
プロフィールの写真にあったような
派手な感じじゃなくて
むしろ落ち着いてたし
その不動産屋さんは
営業成績で立場が決まるらしくて
まだ30代なのに
年上の部下も多いらしくて
仕事に情熱注いでるって感じでした。」
私
「写真はチャラついているのに
実際に会うと落ち着いた感じ・・・」
むむ。
女友達②
「それで、その人はどこに住んでるの?」
春菜ちゃん
「○○です。埼玉の。」
私
「埼玉の?あれ、勤め先って
確かこの辺だったよね?」
春菜ちゃん
「そうです。実家なんだそうです。」
稼ぎがまぁまぁあって
働き盛りの30代が
都内ではない場所で実家暮らし・・
女友達②
「春菜ちゃん、それは…」
私
「まぁ、そうだろうね。」
春菜ちゃん
「???」
女友達①
「既婚者だろうね。」
春菜ちゃん
「え。」
女友達②
「だって、その立場の人ならきっと
収入はだいぶいいと思うよ。
しかも不動産屋さんなんでしょ?
それなら自分でいい物件見つけて
一人暮らしすると思うんだけど。
でもそうじゃないってことは
多分だけど、都内に家を買うより、
少し郊外に買った方がいいとみて
家族で埼玉に暮らしてるんでは?」
春菜ちゃん
「いや、そんなそぶりは全く・・・」
女友達①
「まぁ、その情報だけでは
もちろんなんとも言えないんだけどさ。」
私
「次も会う約束してるの?」
春菜ちゃん
「はい、不動産屋さんから
(もし良ければ
もっとお話ししたいので
今週また会いませんか)
ってメールが来ました。」
女友達①
「…じゃあ…今、
ちなみにですけど、
結婚されてますか?
って聞いてみるか。」
春菜ちゃん
「えーー、私また、
そういう感じの人に
出会っちゃったんですか??」
春菜ちゃんは涙目で、
携帯を取り出した。
上手な活用の仕方は全然わかっていませんが、
登録してくださっている方、ありがとうございます!
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これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン2 武田さんの芝生
シーズン3 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン4 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン5 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン6 みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」