登場人物 春菜ちゃん・・34歳
絶賛婚活中で、婚活アプリでの出会いは現在3人目。
自分でもこじらせている自覚ありだそうですが
共感してくださる方がいらっしゃったら幸いです。
この後、春菜ちゃんの婚活は、成功したのでしょうか。
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ちなみに
結局のところ、春菜ちゃんは
その不動産屋の彼と
もともと会う約束をしていたのと
それまでのメールでの
会話のラリーは楽しかったとのことで
ほんの一握りの望みをかけて
結局会うことになったようだ。
春菜ちゃん
「これでもしダメならもう
やっぱり私が選ぶ見た目の人とは
うまくいかないんだと思います。
だからその時は
結婚相談所にも
登録したいと思います。」
私
「うん、わかった。
レーサーさんの時も
いくらタイプでもしっかり断って
春菜ちゃんは流されず帰ってきたし
今回の人も大丈夫だよ。」
春菜ちゃん
「そうですね。
だけどそろそろ男として大丈夫な人と
出会いたいですけど…」
私
「それはそうか。
それで…
その彼との待ち合わせは
六本木とか
麻布だったりしないの？（汗）」
（勝手なイメージ↑）
春菜ちゃん
「あ、大丈夫です。品川でした。」
私
「じゃあいいか。」
って、何がいいかわからないが
雰囲気的に
あの身なりで六本木の待ち合わせだと
その通り過ぎるなと思ったのだ。
◆
春菜ちゃんは待ち合わせのお店で
心臓をバクバクさせながら
5分ほど待っていた。
その日は
駅での待ち合わせではなく
直接お店で出会うことになっていて
選んでくれたお店は
カジュアルな多国籍料理のお店で
明るすぎず暗すぎず、
程よく賑わっていた。
男
「あの、春菜さん・・・ですよね」
春菜ちゃんがお水を飲んでいると
1人の男性が声をかけてきた。
春菜ちゃん
「あっ、はい。
えっと…不動産屋さんです・・ね。」
不動産屋さん
「はい、そうです。
あー、よかったー。
間違えたらどうしようかと思ったよー。」
いきなりのタメ口ボーイだったが
春菜ちゃんはこの時
少しほっとしていた。
それは、不動産屋さんの身なりだった。
仕事帰りもあるせいなのか
胸元は開いてない普通のシャツに
ネクタイをきちんと締めている。
ブランド物のバックではなかったし
イケイケゴーゴー感は
だいぶ薄れていた。
普通のサラリーマンよりは
こなれたスーツではあったが
それでもこのくらいの方が
春菜ちゃんは好みだった。
不動産屋さん
「すいません、僕の方が
遅れてしまって。
この場所、すぐにわかった？」
私
「はい、すごく分かり易かったです。
時間も、私が少し
早く来すぎましたね。」
不動産屋さん
「すぐわかってよかった^ ^
１回しか来たことないんだけど
美味しかったからさ！」
急にタメ口なのに
全く嫌な気がしないのは
この方かなりのイケボ。
つまり、
声がとても良かったらしい。
春菜ちゃんはその見た目はもとより、
その声がとても
魅力的に感じたそうだ。
男女は恋をする時
男は目から、女は耳から
と言うのは本当だろうか。
不動産屋さん
「春菜ちゃんは
好き嫌いないんだっけ？」
春菜ちゃん
「はい、基本的にはなんでも
食べられます。」
不動産屋さん
「僕、好き嫌いない女の子
すごくいいと思う。
じゃあひとまず僕が
おつまみがわりに２品くらい頼むから
それがくる間に春菜さんが
好きなものを選んでくれますか？」
春菜ちゃん
「はい、わかりました！」
まずは順調なスタート。
春菜ちゃんはこのまま
この人の良い部分がどんどん
わかっていけば良いなと
心から願っていた。
上手な活用の仕方は全然わかっていませんが、
登録してくださっている方、ありがとうございます！
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これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン６ みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
