登場人物 春菜ちゃん・・34歳
絶賛婚活中で、婚活アプリでの出会いは現在3人目。
自分でもこじらせている自覚ありだそうですが
共感してくださる方がいらっしゃったら幸いです。
この後、春菜ちゃんの婚活は、成功したのでしょうか。
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レーサーさん
「春菜さんは結婚したら
自分の仕事は続けたい方ですか？」
春菜ちゃん
「仕事というより…
結婚しても何か自分に出来ることを
やりたいって思います。」
春菜ちゃんはハッキリと
今の仕事が続けたい、とは
言えなかった。
レーサーさんに気に入られたくて
仕事と自分を
切り離そうとする自分がいる。
その理由は、
春菜ちゃんは時々思っていた。
今、どんなにバリバリ働いていても
認められても
満たされない時がある。
仕事の場面においては
私がいなくなっても
困らないんじゃないかって。
それならこの仕事を辞めてでも
好きになれる人がいるのなら
私じゃないとダメだって思ってくれて
そして経済的に守ってくれるのなら
全て投げ打ってでも
永久就職したいとか（表現が昭和。）
今の仕事はやりがいもあるけど
なんだかそればっかりでは
虚しい気がするとか。
もちろん結婚が仕事より勝るなんて
誰かが言ったわけじゃない。
ただただ春菜ちゃんにとっては
結婚とか、
誰かのために生きるとか
自分のために生きてくれる人がいるとか
経験したことないものに対しての
憧れみたいなものもあるのだ。
春菜ちゃん
「レーサーさんはやっぱり
結婚したら奥さんには
仕事を辞めて欲しいですか？」
春菜ちゃんは、直球の質問をした。
レーサーさん
「うーん・・そこは表現が
とても難しいですね・・」
レーサーさんは
言葉を一つずつ選んでいるようだった。
レーサーさん
「正直僕の仕事は
同じ地域に留まらないことも多くて・・
本当にあっちこっちに行くので
僕が単身赴任状態だと
離れ離れになる生活が続きます。
だから奥さんが同じ場所にとどまって
仕事をしたいと言われたら
…それは少し寂しいんですが
でもどちらにしても
例えば子供が生まれたら
言語も全然違う国を何度も転々と
転校させるわけにいかないので
結局僕がこの仕事を続ける限り
いつかは家族が離れて暮らす時期が
あるってことになりますね。」
春菜ちゃん
「…そう・・ですよね…」
レーサーさん
「まぁ、だから僕はこうしてずっと
独身なんですけどね…」
レーサーさんはとても
悲しそうな目をしていた。
春菜ちゃん
「これまで、
結婚を考えた人はいましたか？」
レーサーさん
「僕は誰と付き合う時でも
結婚を見据えてるつもりなんです。
でも、・・・付き合い初めの時は
（一緒にいると世界を旅出来て楽しい）
って言われても
仕事している間は僕も集中しているので
彼女は異国の地で1人の時間が多くなって
結局最終的には、
（いつまでこの仕事続けるの？）って
そう言われます。」
春菜ちゃん
「そうなんですか…
お付き合いされている方が
海外までついてくることも
あったんですね…」
今そんなところに
焼きもちを焼いても仕方ないのに
なんだか少し悲しい。
レーサーさん
「そうですね…
お相手によっては、遠征先まで一緒に
きてくれてましたね。
でも・・最終的に移住地域の
言語や環境だけじゃなくて
僕の食事管理の面とか
怪我とかそういう心配も…
いろいろ言われましたね。
自分で管理するから
心配しないでって言っても
そういうわけにはいかないですよね。」
春菜ちゃん
「まぁ…好きだから
心配するわけですしね・・・
それで実際には、事故にあったこと
あるんですか？」
レーサーさん
「ありますね。死にかけたことが。
結局それでもまだこうやって
続けてるんですけどね。」
あぁ、目の前にいる人は
男性として本当に素敵だと思えるのに
どうしてこうやってなかなか
スムーズにいかないんだろう。
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これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン６ みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
Twitterも始めました。
隣のパンダさん。@panda_shibahu
『隣の芝生②-1未婚の母を選択する女性。』 #アメブロ https://t.co/l4KcX3Hg4b シーズン2は読者さんのお話。 妊娠報告を受けたけれど、そのお腹の赤ちゃんのパパは誰？ #妊娠 #誰の子
2021年05月31日 02:03