シーズン８の前半は１ヶ月前の話ですが
基本的にはリアルタイムで進みます。
話の進み具合によっては、時々更新がストップし
シーズン７だけになる場合もありますが
頭スッキリ、読み分けていただけると嬉しいです。
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約1年ぶりくらいに
私に連絡をしてきた青木。
そして突然電話してきて
何を言い出すかと思ったら
青木
「パンダ、俺のことを、
ブログに書いてくれないか？」
だった。
ちなみに自分の話を
ブログに書いて欲しいと声を上げてくれる
友人はとても多い。
それだけ人は
例え他の誰かから見て幸せそうでも
本当は人それぞれに
抱えているものがあるのだと知る。
青木
「俺が今
不倫してるんだ。」
私
「はい？」
青木が不倫していることに
驚いたわけじゃない。
それよりも、なんでそんなことを
書かなければいけないんだ、
との時瞬時にそう思った。
私
「あのね、私が書いているテーマは
なんだっていいわけじゃない。」
青木
「わかってる。
だから簡潔に話すから
聞いた上で判断して欲しい。」
私
「いやだ。」
青木
「パンダー！」
私
「私のブログを読んでくれたなら
青木もわかるでしょ？
あのブログには、
今も同じ思いを抱えて
傷ついている人が沢山いて
その時々の主人公の状況と自分を
重ね合わせたりして
毎日泣いて苦しんで
立ち上がろうとしている人が多い。
コメントを書いてくださっている方は
その中の多分ほんの一部だよ。
私は日々のアクセス数を見ては
単純に読み物としてみてくださっている方も
勿論多いとは思うんだけど
でも同時に、
（書き込む勇気はないけれど
本当は自分も苦しいです。）
っていう人もいっぱいいると思ってる。」
青木
「うん、コメント、全部読んでる…」
私
「そっか。じゃあ尚更
そんな人たちが読んでくださっている
その私のブログで
シタ側の青木の話を書くってことは
それなりの想いがあるってことなのね？」
青木
「うん。そうなんだ。」
私
「わかった、じゃあ2分。
状況説明時間は
箇条書き形式で2分で話して欲しい。」
青木
「う…わかった。
じゃあ、箇条書き形式で話す。
・まず俺は2年ほど前から
不倫をしていた。
・相手は１人じゃない。
・でも家庭のことと浮気は別だと思って
遊びは遊びと思って、今まで生きてきた。
・勿論それが奥さんに
許されるとは思ってないから
奥さん公認ではなかった。
・昔から女関係のことでは
調子に乗っていたのは事実で
結婚したことを理解している女性を選び
それでもいいという人と遊んでいた。」
…この時点ですでに
青木に言いたいことは色々あるが
まずは聞こう。
青木
「・最近そのうちの1人の女性に
本気であることを告げられ、
奥さんと別れてくれないならバラす
と言われた。
・その女性の口からバラされるくらいなら
自分から奥さんに全て
洗いざらい話そうと思っている。
・思っているけど、今になって
これで奥さんは相当傷つくんだろうなと
傷つけてしまうんだろうなと
罪悪感しかない。
・自分でやっておいて最悪だけど
どうしたらいいんだろうと思い
どうしてかわからないけど
パンダのブログを読んでみようと思って
コメント含めて一気に読み進めてる。
・不倫された側の、家庭で待つ側の
奥さんたちの気持ちがわかって
涙が止まらなくなった。
・特にシーズン３は
マサルさんに自分を重ねてしまった。
・自分は家庭を大事にしていると、
そう思ってきた。
・奥さんの友達に手を出したりはしてないけど
マサルさんのあの後悔とか懺悔とか
自分も心底そう思ってる。
…っていうのが、状況説明。」
私
「…うん。状況はわかった。
じゃあひとまず青木は
これまで不倫や浮気をしてきたけど
そこがまずアホだけど
ブログを通して
サレた側の気持ちがわかって
現状の不倫やこれからは
やめたいとは思ってるんだね。」
青木
「思ってる。
というか終わった。
だけどその中の1人だけ
あなただけ幸せになるなんて
許せないから全部バラす！
って言ってる。」
青木よ。
それを世間では
自業自得というのだけど
ひとまず
（相手の女性と一緒になるには
どうしたらいいんだ）
（奥さんにバレないようにするには
どうしたらいいんだ）
という
どうしようもないワードが出なかったので
私は青木ではなく、
お会いしたことのない奥さんのために
もう少し話を聞いてみようと思った。
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これまでのシリーズはこちら。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン２ 武田さんの芝生
シーズン３ 紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
シーズン４ 琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
シーズン５ 読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
シーズン６ みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」