奥さんのエヌワンにはメーカーオプションのスマートフォン対応ディスプレイオーディオが搭載されている。
スマートフォンの専用ナビアプリと連携するアプリがiPhone5に対応したのでナビを試してみた。

普段使っているナビアプリ、MapFan for iPhoneと比べると、少し動きが悪い気がする。
情報量も少ないようにみえる。
MapFan for iPhoneがそのまま使えたらいいのに。

でも悪くはないかな。

iPhoneとはライトニングーUSBケーブルで接続するが、さらにプラスしてライトニングーデジタルAVアダプターも使ってHDMI接続もすると、iPhone内のミュージックビデオも見られた。

ただし、RetinaディスプレイのiPhoneほど画像は良くなく、さらに残念なのは、さすが純正オーディオ、パーキングブレーキを解除すると「走行中は見られへんです」と表示が出てしまうこと。

残念。
所用で出かけた先のイズミヤでトイレに入った。

入ったところのスペースの真ん中に折りたたまれたブロンプトン(イギリス製折りたたみ自転車)が立ってた。

思わず「おっ」と声が出たら、近くで用を足していた男性が「あ、すみません」と謝ってきたので、「ブロンプトンですね」と声をかけた。

そこで少し自転車の話になった。

以前、ダイムか何かの雑誌で折りたたみ自転車特集に載っていた5LINKSというフォールディングバイクを心斎橋大丸にふらっと見に行って衝動買いした時のこと。

納車整備を待って受け取り、コロコロと引いて東急ハンズ心斎橋店前の地下駐車場に降りるエレベーターに乗り込んだら、40台半ばくらいのご夫婦がマジマジと眺めてくる。
「ストライダですか?」と唐突に聞かれた。

ストライダというのは三角形のフレームが独特な折りたたみ自転車で、僕はたまたま件の雑誌でその名を覚えたばかりだった。
折りたたんだ形状が5LINKSとよく似ている事はあとで知った。

「いえ、違うんです。これは5LINKSといいます。発売されたばかりのようで、大丸に見にきて買ってしまいました。
いまもらってきたばかりです。」
と答えるととても詳しくスペックをきかれ(あんまりわからんかったけど)、「見に行ってみよう」とまたきた道を戻っていかれた。

ユーノス ロードスターで能登半島を走っていた時、道の駅に入ると数台のロドスタがいた。

横目で眺めながら通り過ぎて一番奥に停めた。
用事を済ませて車に戻ると、五人ほどの男性に囲まれていた。
近寄ると、みんなロードスター乗りだった。
しばらくロードスターの話になった。

小学生から始めたサイクリング(死語ですか?)、そしてバイクツーリングではよく見知らぬ人と通りすがりに手をあげてピースサインをしたり話しかけられたりしたが、車でもあるのかと思った。

何かを媒介にして、人とほんの短い間、心がつながる。

名前も名乗らないし多分もう二度と会う事はない。

それでも、心に残る出会いというものはあるね。



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今日、ずいぶん以前にかなり流行ったと記憶している本を買った。

「チーズはどこへ消えた」という定価838円+税の本を、古本屋で105円。

なぜ買ったかというと、タイトルに見覚えがあるけど読んだことがなかったこと。
ベストセラーというものをあまり手に取らないのでそうなっていたけど、薄いからすぐに読めそうだったし、何より105円だったから。

すぐに読み終わった。

感想は、あまりよくない。

これ、本当に流行ったの?と思った。

内容はネズミと小人が出てくる寓話と、その話がとても役に立つと人々が話し合う場面とからなる。

なんというか、「どうだ、この話はとても役に立つだろう、生きる指針になるだろう」と自ら宣言するような押し付けられている感じがなんだか息苦しい。

寓話だけなら楽しく読めたかもしれない。ふむふむ、なるほどと深読みしたかも知れない。

変化を恐れず状況が変わったことを受け入れて前に進もうというような話は、受け取り方によっては、今の僕の状況にとてもピッタリだと思う。

もう手放さないと思ってきたものを手放すことに決め、まるで予測の立たない新しい世界に出ようとしている今の僕に。

でもなあ、なんか説教臭い気がした。

まあ13年も前のベストセラー本を今更語ってもですけど。

五冊並んでたのがいかにもベストセラーという感じでした。

この本のように新しいチーズの山に出会えればいいのだけれど。



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