今日、ずいぶん以前にかなり流行ったと記憶している本を買った。

「チーズはどこへ消えた」という定価838円+税の本を、古本屋で105円。

なぜ買ったかというと、タイトルに見覚えがあるけど読んだことがなかったこと。
ベストセラーというものをあまり手に取らないのでそうなっていたけど、薄いからすぐに読めそうだったし、何より105円だったから。

すぐに読み終わった。

感想は、あまりよくない。

これ、本当に流行ったの?と思った。

内容はネズミと小人が出てくる寓話と、その話がとても役に立つと人々が話し合う場面とからなる。

なんというか、「どうだ、この話はとても役に立つだろう、生きる指針になるだろう」と自ら宣言するような押し付けられている感じがなんだか息苦しい。

寓話だけなら楽しく読めたかもしれない。ふむふむ、なるほどと深読みしたかも知れない。

変化を恐れず状況が変わったことを受け入れて前に進もうというような話は、受け取り方によっては、今の僕の状況にとてもピッタリだと思う。

もう手放さないと思ってきたものを手放すことに決め、まるで予測の立たない新しい世界に出ようとしている今の僕に。

でもなあ、なんか説教臭い気がした。

まあ13年も前のベストセラー本を今更語ってもですけど。

五冊並んでたのがいかにもベストセラーという感じでした。

この本のように新しいチーズの山に出会えればいいのだけれど。



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