目が離せない
つづきです
Sくんの1話目はこちら
それからSくんとは飲み会で会えば
仲良く話すようになったけど
向こうは完全に友達という感じ
私はというと、
もう結構好きになっていて…
でも、なかなか一線を飛び越える
勇気は出なかった
ある飲み会の帰り道
その日、私はすごい
酔っ払っていた気がする
偶然にもSくんと帰り道が
一緒になって
彼は私のこと
モテるよね
可愛いし
とか言ってくれるけど
手を出してくる感じはない
それがもどかしくて
なんで?と思っていた
この頃ねクラブ行って遊んでたときで
可愛い=お持ち帰りしたいに変換されてた
歪んでた時期
ホームで電車を待ってるとき
なんでなんだろうと
彼の顔をじーっと見つめる
そんな見ないでくれますか?
なんで??
いやだってさ、
もう、
自分のこと可愛いと思ってるでしょ?
はじめは照れている感じ
しばらく見つめていると
冷たいような見下されてるような
でもちょっと熱を帯びたような
お互いに視線が離せない
いやいやいや、
これはどういうことなんだろう?
酔った頭で考える
なんだかんだ私のこと
ありって思ってくれてる?
深夜で周りには誰もいない
それを良いことに…
つづく