真冬(まふゆ)

真冬(まふゆ)

いろんなジャンルのものを書きます、有用なものや雑知識、なんでもありです

俺が小説を書き始めたのは中学1年生のとき、ドラクエ好きであったため、長編小説で2巻に分れているものを模写しました。

 

それから時を経て、2012年6月12日に処女作であるファンタジー小説を書き印刷してとある出版社へ応募したら、三人の審査と総評が書かれた書類が届き、小説の決まり事である表現のルールは守られていないけれど最後の逆転劇があって続編を見たいと感じるものであったため、出版に向けてお話ししませんか?と手紙が届きました。

 

妻は俺の作品が書店に置かれるんだからと出版に前向きだったのですが10万字をゆうに超える長編小説、仕事しながら出版社が用意する手助けしてくれる人との打ち合せができないし、そもそも次作を考えていなかったのでお断りしました。

 

それでも出版社は初の試みで長編小説でかつ新人作家が作ったものを豪華上製本ではなく、手軽に買えるポケットサイズの文庫本で1冊に書かれている章を小分けして連続小説というジャンルを作り作品を世に出すという、出版社としても初の試みを立ち上げて第一回目の出版候補として俺の書いた小説を出して欲しいと連絡がきました。

そもそも小説のルールを全く知らない素人の俺は書きたいことを書いただけ、でも内容が面白いし逆転劇に期待が湧くからと専属の校正担当をつけてきちんとルールに則ったものを作り、独自の小説セレクションのノミネート作品として数ある小説のなかから俺の作品を第一回目に出したいとアプローチされました。

ただ、校正担当に支払う費用がいる。自費出版なら断ろうと思ってました、それなら金出して小説を出版するだけ、小説家としてデビューというより、金払って自伝を書くようなもの。

超人気作品ならまだしも素人が書いた小説、金払ってまで出版したくないと断りました。

 

その後も作品は書きました、ジャンル問わず。ライトノベルにするつもりが色んな伏線があるため文字数が多くなり、129,446字になってしまいました。

それでも集英社や講談社など有名どころには応募しましたけど、やっぱり基礎がなっていない、類似作品がもう出版されて売れていて俺の小説は既に他の作家が書いているという酷評が多かったのです。でもストーリー自体は面白く今までにないというお褒めも頂きました。応募するときちんと審査員が全部読んでくれてその上で審査結果を送ってくれるのです。

 

俺がどうしても出したかった小説は俺が大好きな女優さんのために書き下ろした独自の物。演技が下手とか面白くないとか、有名なのに最優秀女優賞を取ったことがない。

その女優さんは前年も駄作の主人公に起用されてドラマで酷評を受け、続編には絶対出演したくないと本人も断っていたし、ファンからもこんなドラマに無理矢理主人公にされる彼女が可哀想って言われていましたけど、マネージャが取ってくる案件は断らない主義で結局また週刊誌に叩かれる始末。

その憧れの女優さんへ最優秀女優になれるようクリスマスプレゼントとして作成した小説をプロダクションに送りました。彼女のSNS配信を毎日見て素を元にし、演技せずともご本人の性格などを加味し演技が必要ないものを書きました。

 

久々に思い出し今日は母の誕生日ですが、振り返って面白いかどうか見てみたら、自分で書いた作品なのに涙する場面がいくつもありました。主役は彼女でお相手もこの人ならいいという俳優さんまで決めて、その他主要人物4人の人生を絡めた作品。

俺は基本的に小説を書くときにはプロットは当然作ります、でも最初から登場人物は適役な俳優さん女優さんを想像して書いてます。映画化やドラマ化されたときを意識して書いています。

 

まあ、創作意欲はもうないのですけれどw

未完成のものが1つだけあります、複雑で難解でトリックがあり最後まで見ないとこの作品で何をテーマにしているのかすら分からないものです。難しすぎて未だに完成していませんけれど。

 

まあもう仕事できない身体になったら書こうかなと思います。

ありきたりで既にいろんな人が書いている時間旅行の作品、俺は仕掛けが多く今でもえ?って感じてくれるもの。

簡単に言えば時間旅行がどう言うリスクがあるのか?ドラえもんのタイムマシンを例えにすれば分かりやすいですね、でもそんなことしたらどういう結果になるのか、普通の作品とは違います。タイムトラベルで時間を遡る、未来へ行く。それを可能にした場合にそういうことができる人間がどういう結末を辿るのかに言及していますから。