知り合いの9割以上は...並以下だ! -7ページ目

絶望の手前で月だけが残った

幸せになろう

そんな低解像度な言葉でしか汚せない

 

使い古されたビニール傘みたいに

バキバキと音を立てて

ボクの心は今夜も静かに崩壊している

 

でも

その破れ目から覗く月だけは

誰にも渡したくないボクの聖域

 

キミも今、同じ月を見て

同じように絶望してるんだろ?

 

死にたいとか生きたくないとか

そんなのを超越した透明な焦りの先に

何が見えるかはキミ次第だけど

 

心の形が変わる前に

少しだけ息を止めてみよう

 

「大丈夫だよ」なんて嘘
言わなきゃ面倒だからいうだけの言葉…

キミはまだ終わってなんかいないよ——

 

そう囁いた瞬間

胸の奥で何かが一度だけ明るく跳ねた。

 

けれど次の呼吸で

その光は氷みたいに静かに割れる

残ったのは、温度のない影だけ

 

それでもキミは歩くふりをして

割れた欠片の音を誰にも聞かせないまま

鏡の中に帰っていく