知り合いの9割以上は...並以下だ!
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他人が飽きるのを待つ、一本道の上の右足

休日のアウトレットモールへと続く一本道で
入場を待つ車の列が
数百メートルにわたって完全に「固定」されている

右足のふくらはぎを
パンパンに硬直させながら
ブレーキペダルを強く踏み込み続ける

冷房の風が当たる顔だけが冷え
足元にはエンジンの排熱が溜まる中
前の車が数メートル進むたびに
ブレーキを離し
アクセルをわずかに踏み
またすぐに右足に力を込める
そんな反復を1時間以上繰り返している

どれほど模範的なドライバーとして
割り込みをせず
車間距離を保ち
ガードマンの指示に完璧に従って
待っても
駐車場全体の収容台数という
物理的な上限は1台も増えることはない

待機列の先頭で
どれほど強くペダルを踏み込んでも
アスファルトの敷地は
1ミリも広がらない

前方のゲートが開き
1台の車が中へ吸い込まれ
追いかけるように後続の車が
再び赤いブレーキランプを
点灯させる

列が動くのは
ゲートの向こう側にいる誰かが
「飽きて」エンジンをかけた時だけだ

車内には
目的地に到着する前に消費された時間と
右足の疲労だけが浪費されていく
 

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