知り合いの9割以上は...並以下だ! -8ページ目

賞味期限の手前で立ち尽くす

自動ドアが開くたび

ボクの世界にノイズが滑り込んでくる

 

陳列棚に並ぶペットボトルは

どれも冷徹にボクをを拒絶していて

その規則正しさが

ボクのぐちゃぐちゃな自尊心をあざ笑っている

 

”温めますか?”という問いかけに

ボクは首を振るのが精一杯で

 冷えたパスタサラダを抱えて

賞味期限切れ間近の自分をレジに差し出す

 

惨めなわけじゃない。

 

ボクはただ

この最低な夜をボクにふさわしい方法で

愛しているだけ…

 

“ありがとうございました” その定型句が

耳の奥で不自然に反響して離れない

 

日常なんて

一皮剥けばこんなにも薄情なプラスチックの味

さっきからボクのことを

カーブミラー越しに見てる

 

キミのその同情という名の暴力が

ボクを一番傷つけるって

まだ気づかないのか?

……ほら、また最初から読みたくなってる

 

キミはもう、この青白い光から逃げられない

 

誰にも踏み荒らされないボクの教会から…