東北地方・太平洋沖地震 第7日目
9:48
・東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所の3号機で、17日午前9時48分から、自衛隊の大型輸送ヘリが上空から海水を投下した。
11:43
・福島第1原発の使用済み核燃料プールの大きさは、縦横約10メートル、深さ約12メートルで、燃料棒(長さ約4メートル)を十分に冷やすため、通常1100~1200トンの水で満たされている。一方、自衛隊のヘリから放水された水は4回で最大計30トンで、すべてがプールに入ったわけではない。小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子炉物理)は「プールの水量が減っている今、注水は必要な行為だ。だが、今回の放水は『焼け石に水』程度の効果しかないだろう。期待したいのは、外部電源の回復によって、プールへの給水ポンプが復旧すること。電源回復までのつなぎとしても十分とは言えず、『やむを得ず試しにやってみた』というレベルではないか」と話す。
12:14
・北沢俊美防衛相は17日午前、防衛省内で記者会見し、同日午前の陸自ヘリコプターによる4回にのぼる福島第1原発3号機への冷却水投下について、「(放射能が)高い濃度のため計算できない状況下、きょうが限度だと判断して決心した」と述べた。しかし、新聞紙上には機長の独断で決行したと報道されている。
14:33
・東日本巨大地震の被災者のうち、少なくとも15人が避難所へ向かう途中や、避難後に相次いで死亡していたことがわかった。そのうち14人は、福島第一原子力発電所(福島県)の半径20キロ圏にある医療機関や福祉施設にいた被災者だった。いずれも高齢者で寝たきりなど重い症状だったという。地震後のショックやストレス、疲労による「災害関連死」と認定される可能性がある。福島県災害対策本部などによると、死亡した14人は大熊町の双葉病院と、介護老人保健施設「ドーヴィル双葉」に入所していた男性6人と女性8人。14日、避難所の県立いわき光洋高校(いわき市)に向かう途中に2人が死亡し、同高に到着後、さらに12人が亡くなった。
19:16
・大量の放射性物質の放出が懸念されている福島第1原発3号機に対する自衛隊の地上からの放水は、陸海空各自衛隊が保有する航空機用の高性能消防車から行われた。全国各地から11台が現場の南約10キロにある東京電力のサッカー関連施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)に集結。17日の放水には、このうち5台が参加した。当初は各消防車を連結して海水を引き込み、毎分6000リットルずつ放水する予定だったが、現地の放射線量が多く、車両の外で活動すると作業時間が制約されることから、隊員が外に出ずに放水できる方法が取られた。一方、同日午前、ヘリコプターによる水の投下に関与した陸自隊員19人はJヴィレッジで除染を受けたが、全員が1ミリシーベルト以下の被ばく量で、問題なかったという。
19:32
・枝野幸男官房長官は17日夜の記者会見で、東日本大震災を受けた被災者支援の態勢を強化するため、藤井裕久官房副長官の辞任を認め、後任に民主党の仙谷由人代表代行を充てる人事を正式発表した。同日午後8時から皇居で仙谷氏の認証式が行われる。藤井氏は首相補佐官に任命され、加藤公一補佐官は辞任する。枝野氏は仙谷氏の起用に関し、「菅直人首相が、生活支援の態勢強化に当たり内閣官房のさらなる強化が必要と認識した」と述べた。
・帰ってきた仙谷・・・。強い政治力を持った人物として復権。党内が一致団結していない事からの人事なのか、官僚を上手にコントロール出来ていないからなのか、それともやはり情報統制(隠蔽?)も含むマスコミへのけん制なのか・・・いずれにせよ、国民にとって吉と出るか凶と出るか。確かに気になるのは管首相、枝野官房長官の会見で新しい発言を見つける事の方が困難な会見ばかり。メディアの情報の方が一歩先へ行っており、数時間後に同じ情報を流すと言った格好になっている。後手後手と言われても仕方ない。もし、東電が情報を隠していないとするならば、彼らもまたTVで得た情報しか入手していないのではないかと思ってしまう。さて、今回もまたお勉強。
東北地方・太平洋沖地震 第6日目
2:30
・92時間、耐えた--。町の中心部が津波で壊滅した岩手県大槌町で15日、地震後、自宅2階の2畳ほどの場所に閉じ込められていた高齢女性がほぼ4日ぶりに救助された。
12:01
・枝野幸男官房長官は16日午前の記者会見で、ガソリン、軽油、重油などの燃料の買いだめが全国的に広がっているとして、国民に対して、「買いだめのないようお願いします」と要請した。枝野氏は、買いだめが、燃料が不足している被災地への供給の妨げになると説明した。
12:44
・政府は16日の持ち回り閣議で、東日本震災の被災者支援に元自衛官で民間企業などに勤める予備自衛官と即応予備自衛官の招集を決定した。また、震災で甚大な被害を受けた自治体に対し、4月に予定されていた統一地方選を最大6カ月延期する特例法案も決めた。
12:52
・16日午後0時52分ごろ、関東地方で強い地震があり、水戸市と千葉県銚子市で震度5弱を観測した。気象庁によると、震源地は千葉県東方沖で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.0と推定される。
16:41
・天皇陛下は16日、東日本大震災を受けて、「一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています」とする国民に向けたメッセージをビデオで述べられた。陛下は「厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています」と被災者の現状について認識を示した。その上で「状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません」といたわりの言葉を掛けた。福島原発事故にも触れ、「原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています」とした。映像の最中に地震の速報が入った場合は、直ちに中断して欲しいという旨のコメントも残されている。
・さて、ここからはお勉強タイム。報道され続けた福島第1原発についておさらい。実は原子力発電には何段階もの安全装置があるという。まず、最初が地震を感知したら自動的に「制御棒」が挿入される。これで核分裂反応が抑えられる・・・これは作動した。第2段階で停止しても上がり続ける熱を下げる為に、冷却水を循環させるシステムがある・・・これが停電により作動せず。停電になった事を想定して、第3段階が「ディーゼルエンジン」で外部電源を利用する方法。しかし、大津波によって周辺の施設はすべて更地になっているので作動せず。第4段階では蒸発した気体を水に戻して、再び冷却水へ回すシステム。これは作動してるが蒸発の速度が速くて追いつかない・・・どんどん、蒸発する・・・水が無くなってきて、核燃料棒が露出する・・・核燃料棒自体が溶け出してしまう炉心溶融が起きてしまった。
・つまり、地震と津波のダブルパンチで破られたと。想定外ではあるが、第5段階として蒸発した気体を外に逃がして、空気を冷やすという手法を取って冷やそうとした。これもダメ。第6段階で海水を注入してみた。大気を逃がしたせいで建物に水素が充満して、水素爆発を起こしてしまい半壊した。第7段階で外部電源を復旧させるところまで来ている。これが直れば自動的に冷却水が循環するので、外部へ放射能が出る事は無くなる予定。
・次に問題になってるのが使用済み核燃料棒を冷やすプールも蒸発しているとのこと。それにしても、使い終わってるのに何年も温かいままなんですね。ヘリで水を投下したり、放水車で水を放水しているのはこっちのプールの話。当然、こちらも炉心が外へ露出してしまうと被害は甚大になるので、現在はこちらを優先しているとのこと。今後も聞いた事の無い単語や用語があるので、またお勉強しないと。
東北地方・太平洋沖地震 第5日目
・ここらへんから、まぐも「地震酔い」の症状が出始める。揺れてないのに揺れてるのではないか?といった「船酔い」にも「目眩」にも似たフラつきが起きる様になった。事実、毎日30回以上の地震が各地で起きており、身体が敏感になって「震度1」の地震ですら身体が身構えてしまう人もいるらしい。更に余震は東北以外でも置き始め、震源地が千葉・東京湾という地震も観測され始める。
0:54
・11日発生した東日本大震災の被害は、発生4日目の14日も岩手、宮城、福島各県を中心に拡大し、警察庁のまとめによると、死者は1897人、行方不明者を合わせると4899人。自治体が安否を確認できない住民は2万人以上に上る。青森を加えた東北4県と茨城、栃木の計6県で約52万人が避難生活を強いられる一方、水やガソリン、食料などの不足が深刻となっている。
1:59
・フィールド在日米軍司令官は14日、沖縄の第31海兵遠征部隊(31MEU)が支援物資を載せた強襲揚陸艦「エセックス」に乗艦し、16日にも被災地沖に到着することを明らかにした。ドック型揚陸艦「トーテュガ」も15日朝、北海道の苫小牧港に入港。陸自第5旅団(帯広市)の約250人を青森に輸送する方向で検討している。在日米軍は支援活動を「トモダチ作戦」と命名した。三陸沖に展開中の米海軍の駆逐艦などのうち、4隻以上が同日も捜索・救難活動を実施したほか、米軍のヘリ計5機が米空軍横田基地から仙台市などへ救援物資を輸送した。
8:57
・東京電力福島第一原発4号機で15日午前6時14分、原子炉建屋付近で大きな爆発音がした。東電によると、使用済み核燃料プールがある建屋5階の屋根に損傷を確認した。さらに同日午前9時38分、4階付近で出火しているのが見つかり、東電は地元福島県と国に通報するとともに、自衛隊と米軍に消火活動への協力を要請した。原子炉内に水を供給する再循環ポンプの配電盤付近が火元とみられる。東電によると、4号機は地震発生時は定期点検中で停止中。プールは使用済み核燃料や、定期点検で炉内整備する際に取り出した核燃料を冷やしながら保管する場所。4号機では原子炉内を整備しており、核燃料もこのプールで同時に保管していた。地震に伴い、プールは電源を失って水を循環できなくなり、通常40度程度の水温が、85度にまで上昇、東電で監視を続けていた。
9:02
・菅直人首相は15日午前、東京・内幸町の東京電力本社を訪ね、福島第1原発の爆発事故の連絡が遅れたことについて「一体どうなっているんだ」と強く批判した。自身を本部長として設置した政府と東電との統合本部で挨拶した。首相は「テレビで爆発が放映されているのに、首相官邸には1時間くらい連絡がなかった」と東電の対応に苦言を示した。さらに「撤退などあり得ない。覚悟を決めてほしい。撤退したときには東電は100%つぶれる」と厳命した。
9:42
・東京電力は会見で、福島第一原発の2号機で6時14分ごろに爆発音があったことを明らかにした。原子炉の格納容器の下部にある「圧力抑制室」(サプレッションプール)と呼ばれる設備が損傷した可能性があるという。東電は、同原発の一部従業員の一時退避を実施したとも発表した東電によると格納容器内の圧力が、通常の3気圧から1気圧へと急速に下がり、原発の敷地内で毎時965.5マイクロシーベルトという放射線の値を観測した。その後8時31分、福島第一原発の正門付近で、毎時8217マイクロシーベルトという放射線の量を観測したことを明らかにした。これは、一般の人が自然界から1年間で浴びる放射線の2倍から3倍を1時間に浴びる計算になるという。仮に圧力抑制室が損傷しているとすれば、外に放射性物質が漏れ出したことも否定できず、重大な事態も想定される。経済産業省の原子力安全・保安院によると、965.5マイクロシーベルトという値については「ただちに健康に影響する量ではない」としている。
11:18
・東京電力によると、福島第1原発4号機で大きな音がして、原子炉建屋5階屋根が損傷した。同9時40分ごろには、同建屋4階北西部付近で火が出ているのを確認。同社は消防に通報するとともに、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。 同社によると、4階で爆発が起きた可能性もあるという。4号機は11日の地震発生当時、定期検査のため運転停止中だった。
11:34
・みずほ銀行は15日、開店直後から全支店で送金などに使うオンラインシステムに障害が発生したと発表した。窓口で振り込みなどができない状態になっているという。原因は調査中で、地震や計画停電との関連は不明。午前中には復旧する見通しという。ATM(現金自動受払機)は別システムのため利用可能で、同行は窓口で振り込みできない顧客をATMに誘導している。
12:44
・枝野幸男官房長官は15日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発の放射線測定値が午前10時22分現在、3号機付近で400ミリシーベルト、4号機付近で100ミリシーベルト、2号機と3号機の間で30ミリシーベルトに達したことを明らかにした。枝野長官は「身体に影響を及ぼす可能性のある数値だが、放射性物質の放出がされている部分近くの数値であり、距離が遠ければ遠いほど落ちる」と説明。「1、2、3号機とも注水作業を継続している。冷却の効果が生じていると思われる」とも述べた。30キロ圏内の住民の屋内退避に対しては「窓の換気はしないでほしい」などと訴えた。
17:16
・東京電力は15日の記者会見で、福島第1原発3号機付近で毎時400ミリシーベルトの高い放射線量は場所は原子炉建屋の山側で観測され、14日の水素爆発による建屋の残骸(ざんがい)が飛散した影響を受けているとの見方を示した。出火した4号機にある使用済み核燃料のプールの水位は未確認で、注水作業ができていないことも明らかにした。火災により4階から5階にかけた北西部分の壁面と屋根が損傷し、現在は鎮火しているという。
17:35
・研究所によると、甲状腺がんの危険性を高める放射性物質の一つ「放射性ヨウ素」が大量に体の中に入った場合、医者が健康への影響を減らすため内服薬「安定ヨウ素剤」を処方する場合がある。このことから、インターネットの掲示板などでは、ヨードチンキ、うがい薬、のどスプレー、消毒用せっけんなどを「安定ヨウ素剤」の代わりに飲むことを推奨する書き込みが続出している。同研究所は「うがい薬などは内服薬ではない。これには、体に有害な作用を及ぼす可能性のある物質も含まれる」としたうえで、「たとえ飲んだとしても、ヨウ素含有量が少なく、放射性ヨウ素が体に入るのを抑制する効果はない」と解説する。またワカメなど海草類を食べることを奨める書き込みもあるが、「十分な効果はない」としている。
22:31
・15日午後10時31分頃、静岡県東部を震源とする地震があり、静岡県富士宮市で震度6強を観測した。気象庁によると、マグニチュードは6・4、震源の深さは約14キロと推定される。この地震で、山梨県富士河口湖町、山中湖村などでは震度5強、静岡県富士市、御殿場市、小山町などでは震度5弱を観測した。東京電力によると、この地震の影響で富士宮市などで約2万軒が停電。中部電力によると、浜岡原子力発電所には被害はなかった。気象庁は16日未明、記者会見を開き、この地域で起こるとされている東海地震との関連について、横山博文・地震津波監視課長は「場所、メカニズムともに東海地震の想定とは違う。(専門家で構成される)判定会の臨時会は開かない」と述べた。
・NHKが非常に高度な技術で模型で紹介しているが、毎日紹介される度に建物の破損状況や焦げ具合が変わっている。終盤になると、ヘリコプターを浮かせたり、放水している車で精密に作り始める。小道具の精密さが半端ない出来に仕上がっている。もはや職人の域である。不謹慎であるが、どうしてもそこにばかり目が行ってしまうNHKニュースでした。