主人公達による悪夢が始まる……。


↓本編。







最悪にして最強の武器、ハリセンを手に入れた鬼巫女と破壊の魔法使い。


無関係の十六夜 咲夜を難無く撃破した二人は、人間の里を歩いていた。

「怪しい奴居ないなぁ……」


「怪しい奴はあんたと私の事だと思うけどね」

まるで不良、いや、893の様にガンを飛ばし、ハリセンを肩に掛けている少女が怪しくない訳ない。


まぁ魔理沙の事なんだが。

「一番最初に咲夜をぶん殴ったのはお前だろ。割とノリノリで」


「否定はしないわ。せっかくの装備だし使いたかったのよ」

悪びれもせず言う霊夢。


鬼畜である。

「ん?霊夢に魔理沙じゃないか」


ふと主人公ズの後ろから、声が掛けられる。

二人がシンクロしながら振り向く。


「「あー?」」

「なんでお前達はそんなガラが悪いんだ……」


服に隠された身体がムチッ、プリッと自己主張する。

そこに居たのは上白沢 慧音だった。


「なんだ…。バッファローマンか」

「ディアブロスじゃなかったっけ」


「確かにどちらとも二本角だけど…ッ!私はキン肉マンに出演した覚えもないし、音爆弾から閃光玉で叩き落とされてパターンに嵌まるモンスターでもない!!」


まるで人間もどきの吸血鬼主人公よろしく、渾身のツッコミである。

と言うかお前らもお前らだ。


なんで出会って三秒でそこまでボケに頭が回るんだ。


「まぁ。それはそれとして。お前達、阿求を見なかったか?」





To Be Continue……
見た目で判断すんじゃねぇよ!!(修造風に

↓本編。







「怪しい……だと?」

「気付かないの?あいつがさっき、私達に違う姿に見えていたじゃない。つまり、奴は他人に化けられるのよ」

そう言われ、魔理沙は後ろの咲夜を眺める。


疑問符を浮かべた咲夜がいるだけ。

にしか見えない。


「仮に咲夜が偽物だったとして、どうやって見分けるんだ?」
「ん~…。とりあえず殴ってみるとか?」

物騒な事を言い出す博麗の巫女。

お前それで良いのか?

「殴るってお前……。だったらコレを使おうぜ」

魔理沙が細長く、片方がたばねられた紙の束を取り出す。


「何よ?コレ」

「香霖曰く、会話中に相手をぶっ叩く物らしい。鉄拳制裁よりは平和的だろ」


つまりただのハリセンである。

このご時世にハリセンか……。


いや、むしろ幻想郷らしくて良いのかも知れんが。

そんな風にして、霊夢と魔理沙がハリセンを装備した。


「さっきから何やってる訳?コソコソと」
痺れを切らした咲夜が声を掛ける。


が、次の瞬間、恐ろしく素早い動きで近付いてきた霊夢が一閃。

表現しがたい轟音が咲夜の頭から鳴り響いた。


「痛だァァアアアアア!?」

とても女の子らしくない声で叫ぶ咲夜。


ぶっちゃけ本気のハリセンは洒落にならない。


「私も一発行くぜ!!」

間髪入れずに魔理沙のハリセンが同じ所にクリーンヒット。


「ーーーッッッ!!!?」

もはや言葉は不要。


うめき声だけが咲夜から漏れる。

「霊夢……。元に戻んないぜ?」


「それじゃハズレって事ね。この調子でバンバン行きましょ♪」


ハリセンだけに、と霊夢が言う。

別に上手くないし。


そして神社の境内で、痛みで気絶した咲夜が発見されたのは、ずっと後の事。


これまでの犠牲者:1






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ぬえが幻想郷の支配者になる!?

↓本編。






「わざわざこんな所に来るなんて、飛んで火に入るなんとやらね」

「全くもってその通りだ。なんせ私、霧雨魔理沙まで居るからな」


流石主人公ズと言うべきか、敵と認識した者の対応が早い。

伊達に異変解決組ではないと言うべきが。


「ハハハッ!!流石紅白に白黒だ。だが安心しろ。私の悪戯、もとい陰謀はお前達には止める事は出来ない!」

超大見栄を張ったぬえ。


死亡フラグだこれ。

が、このフラグは成立しなかった。

「ククッ」


フッと再びぬえの姿が消える。

正確には人間状態から何かに変化しただけだが。


しかし一瞬でも主人公ズの狙いを外す事に成功。

それだけで充分だった。


「止められるものなら止めて見ると良い!!」

ぬえの笑い声だけを残して、霊夢と魔理沙はぬえを見失った。

「んにゃろ~…」


「魔理沙。あいつ、命蓮寺に住んでるのよね」

ジャキッ!!と針を瞬時に装備する霊夢。


魔理沙も同じく八卦炉とスペルカードを装備。

いざ追わんとした二人を止める者が一人。


「あら。霊夢に魔理沙。出掛けるの?」

神社の階段から現れたのはメイド服姿の美人。


つまり十六夜咲夜であった。

「そんなに急いで何処へ?異変でも起こったのかしら」


「あぁ。それがうぐっ!?」

魔理沙の台詞を遮ったのは霊夢。


魔理沙をヘッドロック状態で咲夜に聞こえない位置にさせ、霊夢が小声で喋る。


「何しやがんだ!」

「しーっ。魔理沙、あの咲夜、怪しいと思わない?」


「あ"?」







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