幻想郷の少女達は日常の果てに何を見るのか。

優しく、そして悲しい物語。


↓本編。





とある少女は空を飛ぶ。

またある少女は人形を器用に操る。


魔法を使ったり、時を止めたり、不死身だったり。

幻想郷にいる少女達にはそれぞれに能力が宿っている。


しかしそれを除けばただの少女なのだ。

友情もあれば恋愛だってする。


その恋が、決して叶う事がないとしても。



「君に一つ質問をしよう」


「随分と唐突に話を始めるのね。それに、私に質問とは珍しい」

「ハッ。僕の唐突さを今更嘆いた所で意味も無かろう。そうは思わんか、八雲」


「それもそうだけどね。それで?私に聞く事はなにかしら?」

「何、大した事じゃない。君は恋をした事はあるか?」


ドスッ!!

「もう一度聞いて下さる?」


「オーケィ…、もう聞かないZE…。更に質問を重ねるが、叶わない恋って解るか?」

「貴方の脳は節穴なの?私は一応女なのよ。そのくらい常識」


「ほー。んじゃどんなのが叶わない恋なんだ?」

「例えばー…。親友の彼を好きになってしまうとか、好きだと告白する前に彼が死んでしまうとか」


「お前は一々古いなー…。歳がバレるZE」

ドゴッ!!ドスッ!!


「…………うふふっ」

「人を数発殴っといて笑うとかないわ……。つまりそういう事じゃなくて、同性愛って奴」


「はぁん…。なるほどねぇ」

「まぁそういうこった。今回は叶わない恋に縛られ、傷付き、悩む少女達のIF物語さ」


「また書くモチベーションが下がりそうなネタをそうもホイホイ書こうって気になるわねぇ」

「実体験を元に出来ないのも結構痛手だがな。まぁあれだ」


「?」

「やっぱり私は何も考えてねぇんだよ」






To Be Continue……
ハリセンで登場人物がどつかれるだけの物語。

↓本編






「随分はぐらかすじゃないか。お前らしくもない」


「いや…。これは人前で言って良いものなのか判断しかねます……」

動揺、を顔に貼付けた阿求。


確かにらしくない。

「気にしないで言ってみ?」


「そこまで言うなら……。実は同人誌を書いてるんですよ」

にぱー☆と笑顔を浮かべる阿求。


「慧音さんと合同で書いてるので、作品について話し合いが必要なんです。最近は百合よりNの方が人気なので…」


べらべらと聞いてもない事を嬉々として喋る。

男子高校生の様だ。


ちなみにNと言うのはノーマル。

百合や触手、〇〇の様な特殊プレイを除く感じなアレである。


「おねショタ本もそろそろ出尽くした感があって微妙ですからねぇ。魔理沙さん、題材になって貰って良いです?」


「……聞きたくないが、一応聞いてやる。どんな作品にするつもりだ?」


「そうですねー…。魔理×霖のスタンダードカプかと」

「死んどけ脳内ピンク色ォォオオ!!」


スパーン、と復活してきた霊夢に阿求が吹き飛ばされる。

魔理沙は何も言わない。


まぁ当たり前だが。


「さてと。阿求も本物だった事だし、捜査を続けようか!」

「本物ってわかっているのに殴るのな……」


呆れた感じで魔理沙が突っ込むが、霊夢は無視。

非殺傷武器を一級兵器に変える二人は、留まる事を知らない…。






一方その頃、当の本人 封獣ぬえはと言えば……。


「ヒャッハァ!!」

「何こいつ!?アタイ見たいな見た目しやがって!」


チルノと弾幕勝負(チルノの格好で)中である。

何がしたいのかサッパリわからない。


「アッハッハー!私何やってんだっけー!!」


………本来の目的を忘れた馬鹿がそこに居た。




今回の被害:3人


To Be Continue……
小ネタ挟み過ぎかなー…。

自重する気は更々ないけど。


↓本編






「阿求?なんであいつを探してんだ?」

「ん……。ちょっとな…」


慧音は気まずそうに言葉を濁す。

ギラリと霊夢の目付きが変わる。


「お前かぁ!!」

ズドン!と地響きを残して慧音が消える。


正確には慧音の下半身だけを残して、だが。

「お前さぁ……」


「こいつよ!阿求に何の用も無しに会おうとするなんて怪しいにも程があるわ!!」

怪しいから殴った。


それだけの理由。

「ってか、この慧音どうすんだよ。元に戻らねーし」


「んじゃ別の奴を探しましょ」

ペローン、と慧音のスカートをめくる霊夢。


どうやら一撃で気絶したのか、慧音は無反応。

「あら?慧音さんのお尻……?」


地響きに釣られて現れた……のか知らないが、人混みから出てきたのは稗田 阿求。

こういう場合、使うべき諺はこれだろう。


鴨が葱をしょって来た、と。

「あら。霊夢さんに魔理沙さん。こんにちは」


「よう。お前が外を歩いているなんて珍しいな」

阿求は少し戸惑った様な表情を見せる。


「それが……。そこのお尻さんと打ち合わせがあったのですが、時間通りに来なかったので探しに来たんですよ」

「隙ありィィイイ!!」


「見境なさすぎだろお前!!」

阿求に襲い掛かろうとした霊夢を魔理沙がハリセンで吹き飛ばす。

慧音ならともかく、阿求に霊夢の一撃は致命傷だ。


ただでさえ身体が弱いのに。

「打ち合わせとか言ったな。何の打ち合わせだったんだ?」


「えーっと。次回作の相談です」

阿求がそんな事を言った。



これまでの被害:2人



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