ここ数年、予選から聴かせて頂いているこのコンクール。毎年感じますが、運営がもう少し「マシ」になって欲しい・・・と願う、一聴衆です。
開場時間(開演5分前に入場開始というのは、いくらなんでも・・・)もそうですし、聴衆の「質」、何とかして欲しいですね。会場に涼みに来ているような雑音を出す聴衆は、このコンクールには必要ありません。排除するなり退場させるなり、して欲しいですし、そもそもピアノ伴奏される方の名前を「必要ない」との理由でアナウンスされないと言うのは、「共演者」と言う存在を、一体どのように思われているのでしょう。
今年は、どう言う訳か、特にピアノ部門のレヴェルが半端なく高く、そこらへんのコンクールで本選に出場されるような方が、この予選で敗退と言うことになってしまいましたが、この部門は、無理に3人に限ることなく、可能性のある出場者の方を何人も本選で弾かせてあげたら、と思いました。特に、辰野 翼さんのドビュッシーは、演奏そのものより、彼の弾く「質の高さ」を評価して欲しかったでしょうか。本選では更に良い演奏が期待出来たのに・・・。また、今村 佳奈さんのシューマン、派手さはありませんが、実に懐の深い音楽を聴かせて頂きました。例年であれば、おふたりとも当然本選に進んでも良い演奏だと思いました。また、尾上 理絵さんのデュティユーも、その前の方が弾かれた同じ曲の演奏と比べれば、相当に素晴らしい演奏だったんですけれど・・・。と言うことで、選ばれた3人の方は、いずれも本選に進まれるに相応しい演奏だと思いましたし、特に岡本 千佳さんは、(デュオではありましたが)昨年末にお聴きした「石井 なをみ 還暦~」での演奏の記事で書かせて頂いた通りの、大変見事なデュティユーの演奏で、本選での最優秀賞に手が届くような演奏でした。また、中村 太紀さんの神経の行き届いたプロコフィエフ、そして中安 修也さんの、知的で熱いラフマニノフ、3人の皆さんの本選での白熱した演奏が期待出来そう、そんな、充実したピアノ部門でした。
管弦打楽器部門は、クラリネットのお二人のレヴェルが高過ぎ、残り1枠を、どのサックスの方を選ぶのか、そんな趣きでした。
声楽部門は、昨年最優秀賞を受賞されたソプラノ・村田 藍さんのような傑出した方が見当たらず、7人の受験者の方から上位3名を選ばれた、そんな感じだったでしょうか。この部門で最優秀賞を狙うには、更なる研鑽が必要でしょうか。
本選では、ピアノ部門から2名程度の、また管弦打楽器部門から、1~2名の最優秀賞受賞者が選出されるのでは、と言うのが、私の予想です。
出場された皆さん、お疲れ様でした。







