ハード・デイズ・ナイト / 今日の誓い / (1964年)  収録  シングル
 ハード・デイズ・ナイト / (1964年)  収録
 邦題「ハード・デイズ・ナイト」  レノン / マッカートニー   作


 初主演作となる 映画「ハード・デイズ・ナイト」のタイトル曲。
 全英、全米で1位を獲得。 サントラ盤でもある。
 映画撮影とレコーディングとツアーを一緒に行わなければならなかったアイドル時代の
 ビートルズ。 レコード・デビューしてまだ1年半。 初期の代表曲です。

 日本では「ビートルズがやってくるヤァー!ヤァー!ヤァー!」という邦題から2000年に
 同映画がリバイバル公開された際に「ハード・デイズ・ナイト」に変更されています。







 ■ ハード・デイズ・ナイト

 つらい一日がやっと終わった
 犬みたいに あくせく働いて
 つらい一日がやっと終わった
 丸太みたいに正体もなく眠りたい
 だけど 君の待つ家に帰ると
 君があれこれ世話を焼いて
 気持ちをなごませてくれる

 日がな 一日働きづめだ
 生活費を稼ぎ 君にいろいろ買ってやるためさ
 それも君のひとことで報われる
 “あなたのためならなんでもするわ”
 なんの不満もあるもんか
 君を独り占めできるなら
 それだけでいい

 家に帰れば なにもかも満足だ
 家に帰れば いつでも君が抱きしめてくれる

 つらい一日がやっと終わった
 犬みたいにあくせく働いて
 つらい一日がやっと終わった
 丸太みたいに正体もなく眠りたい
 だけど 君の待つ家に帰ると
 きみがあれこれ世話を焼いて
 気持ちをなごませてくれる

 なんの不満もあるもんか
 君を独り占めできるなら
 それだけでいい

         訳 : 内田久美子

 


  
  ビートルズ : 赤盤ドキュメンタリー
   by (Peter Doggett, Phil Sutliffe, Nick Tauber)



 最初の音を聴くだけで “あの曲だ” と分かる
  by (Peter Doggett)

 この曲も見事なオープニングで幕を開ける
 “僕たちの自信作を聴け” と言わんばかりのギターの音だ
 驚くほどシンプルで大胆なこの曲は
 いつまでも歴史の中で語り継がれるだろう
  by (Phil Sutcliffe)

 “ハード・デイズ・ナイト” は 
 恐らくビートルズの中で最も革新的なシングルだろう
 ジョンが考えたタイトルだと思うけど 脱帽ものだね

 メロディーやバックヴォーカルのアレンジも
 より進化した印象を受ける
 出だしを聴くだけで 誰もが瞬時に“ビートルズのあの曲だ” と分かる
 ビートルズの音楽センスと技術の進化を確信させる曲だね
  by (Nick Tauber)

 アルバム「ハード・デイズ・ナイト」内の曲は 
 全て映画用に作られている
 リチャード・レスターが監督を務めた映画だ
  by (Phil Sutcliffe)

 いわゆる大衆向けポップソングの中で 
 この曲の完成度は群を抜いている
 ハーモニーやコード進行が複雑で 
 最初から最後まで圧巻の出来だ
  by (Peter Doggett)

 この曲は彼らの実体験を元にして作られている
 彼らはビートルズとして有名になる前に
 ドイツのハンブルグで 厳しい下積み時代を過ごしていた
 食べ物にも困るような状況で 
 まさにハード・デイ(きつい一日) の連続だった

 “ハード・デイズ・ナイト” なんて
 当時のビートルズの状況とは矛盾するようにも思える
 “抱きしめたい” や “シー・ラヴズ・ユー” などとは
 全く異なるテーマだからね
 でも 実は昔のことを歌っていたんだ
  by (Phil Sutcliffe)



  
      A HARD DAY'S NIGHT

  
    THE BEATLES / 1962 - 1966







 エピソード
 ピート・ベストの代わりに加入したリンゴについては
 いろんな評価がある
 でも 彼が加入前に在籍していたビッグバンドは
 高レベルじゃないと通用しない場所だ
 僕は彼のことを最高のドラマーだと思っているよ
  by (Nick Tauber)

 当時世間はリンゴを評価しなかった
 だけどミュージシャンたちは “リンゴのドラムは最高だ” と言っていた
 他の3人のメンバーは間違えることが多々あったが
 リンゴだけは常に完璧だった

 ロックスターなのに控えめで
 ソロをやって目立つのを嫌がった
 リズムを刻むのが仕事だとね
  by (Petey Doggett)
  
 もっといいドラマーがいるはずだと 批判することは簡単だろう
 だけど 他のドラマーを入れたら
 ビートルズじぁなくなってしまう
 人がどのように評価しようと リンゴの音はビートルズの音だ
 残りの3人の音が ビートルズの音であるのと同じようにね
  by (Nick Tauber)
 

 プリーズ・プリーズ・ミー /  (1963年)  収録
 邦題「ツイスト・アンド・シャウト」  バート・ラッセル・バーンズ / フィル・メドレー  作


 1962年、アイズリー・ブラザーズがこの曲をリリースしてヒット。
 ビートルズがカヴァーしたことで世界的に有名になりました。
 
 1963年11月4日、ビートルズが王室主催のロイヤル・バラエティ・ショーに出演。
 ロックバンドとして初めて招待されて4曲を演奏している。
 エリザベス皇太后とマーガレット王女とスノードン卿の夫妻が客席で鑑賞した。 
 ジョンは最後の曲「ツイスト・アンド・シャウト」を演奏する前のMCを用意していた。
  「次の曲では皆さんも協力してください。 安い席の人は拍手を、高い席の人は宝石を
 ジャラジャラ鳴らしてください」。
 と発言し客席からも笑い声が沸き起こった。 宝石発言も語り継がれることになった。


  Amazingly live perfomed in  11.04. 1963 during The Royal Variety Show at Prince of Wales 
    Theatre, London.  




   ■ ツイスト・アンド・シャフト

 さあ踊ろうぜベイビー
 ツイストで騒ごう
 さあさあさあさあベイビー
 目一杯やろうじゃないか
 目一杯やろうぜベイビー
 イカしたルックスじゃん
 お前のおかげでもうすっかりノリノリさ
 やっぱ思ってた通りだったぜ

 さあ踊ろうぜベイビー
 ツイストで騒ごう
 さあさあさあさあベイビー
 目一杯やろうじゃないか
 踊るならツイストさ
 ツイストうまいじゃん
 さあもっと傍で踊りなよ
 これでお前は俺のもの

 さあ踊ろうぜベイビー
 ツイストで騒ごう
 さあさあさあさあベイビー
 目一杯やろうじゃないか
 踊るならツイスト
 ツイストうまいじゃん
 さあもっと傍で踊りなよ
 これでお前は俺のもの

 さあ踊ろうぜベイビー
 さあ踊ろうぜベイビー
 さあ踊ろうぜベイビー

  EMI Music




 ビートルズがカヴァーした曲ではこれが間違いなくベストだ。
 ビートルズは土台をロックンロールで地固めし、誰も叶わないジョンの強烈なシャウトを
 乗せたのだから。 何度聴いてもジョンの声はすごい。
 1日で仕上げられたアルバム・セッションの最後に演奏されたのは幸運だったというべき
 だろう。
 ジョンはのど飴をなめながらこの曲のレコーディングに臨んだそうだ。
 ジョンのシャウトにポールとジョンの後追いコーラスが絡んでくる声の混ざり具合も見事。
 〈藤本邦彦)





   
      THE BEATLES     PLEASE PLEASE ME

 プリーズ・プリーズ・ミー / (1963年)     収録
 邦題「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」  マッカートニー / レノン  作

 ロックン・ロールの新時代が到来したことを告げたデビュー・アルバム。
 アルバムのオープニング曲です。
 チャック・ベリーやリトル・リチャード的な黒人ロックン・ロールテイスト。
 初期のライヴでは頻繁に取り上げられました。







 ■ アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア

 彼女は ほんの17歳
 僕のいう意味が わかるかい
 彼女のルックスは
 誰とも比べものにならなかった
 他の娘とは もう踊れないよ
 あそこに立っている彼女を見てしまったから

 彼女が僕を見た
 僕には わかったよ
 僕はすぐ彼女に恋をするってね
 彼女も他の男とは踊らないよ
 僕があそこに立っている彼女を見てしまったから

 あの部屋を横切ったとき
 僕のハートは高鳴った
 そして僕は彼女の手をぎゅっと握りしめたんだ

 僕たちは しっかり抱き合い
 夜通し踊りつづけた
 僕はとたんに彼女に恋をしたよ
 もう 他の娘とは絶対に踊らないよ
 あそこに立っている彼女を見てしまったから

 あの部屋を横切ったとき
 僕のハートは高鳴った
 そして僕は彼女の手をぎゅっと握りしめたんだ

 僕たちは しっかり抱き合い
 夜通し踊りつづけた
 僕はとたんに彼女に恋をしたよ
 もう 他の娘とは絶対に踊らないよ
 あそこに立っている彼女を見てしまったから

 あそこに立っている彼女を見てしまったからさ
 あそこに立っている彼女を見てしまったからさ

                  訳 : 山本安見



 デビュー・アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」用のセッションは63年2月11日のわずか
 1日で行われ、全部で10曲収録された。 
 その中で最もロックン・ロール色が強いのがこの初期の代表曲。
 ポールがチャック・ベリーに影響を受けて10代後半に作った曲である (60~61年頃) 。 
 若きビートルズのどこにも収まりきらないエネルギーが充満している。 
 そもそもこのアルバム・セッションは、 ” ライヴの雰囲気をそのままスタジオに持ち込め
 ないか”  というプロデューサーのジョージ・マーティンの発案によって1日で行われるこ
 とになったもの。  
 そのため演奏はほとんど “一発録り” で ライヴで鍛え抜かれたバ ンドの勢いを感じさ
 せる曲が多い。 この曲はその勢いが顕著に表れたナンバーだ ろう。
 〈藤本国彦)  




    Good Evening New York  (With Billey Joel),  July/17/2009



  
     THE BEATLES PLEASE PLEASE ME