● 親御さんの辛い過去でできた心の傷の数々が、不登校の原因の一つだったとしたら…
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
不登校やひきこもりの親御さんとご自身の幼少期についてお話していると、
親と幼少期に離れて暮らしていて、親が定職についていれば、
一緒に暮らせるという思いがあって、就職活動に思い入れがあり、
つい子どもにプレッシャーをかけて、子どもを苦しませてしまった…
子どもの頃に親とコミュニケーションが上手くとれずに、
親が何を考えているのかよく分からずに不安だったので、
子どもにも、ついついあれこれ聞き出そうとしてしまう…
一人っ子で、友達がいないと一人ぼっちになってしまうという恐怖から、
友達に嫌われないように、友達に合わせるように言い過ぎて、
そのストレスから、友達とトラブルを起こすようになった…
病気や障害のある兄弟のお世話が大変な両親を見て、
自分はワガママを言ったら、親を困らせてしまうという思いから、
子どもにワガママを言ってはいけないと厳しく躾けて、
それがストレスになってしまった…
勉強や成績について、口うるさく言われていて、
ある程度、勉強ができれば、そのプレッシャーから解放されるという思いから、
勉強や成績についてプレッシャーをかけて、子どもを苦しませてしまった…
健康や生活習慣について、口うるさく言われていて、
歯磨きや入浴、寝る時間、食べ物など、それらをきちんとしないと、
不健康になるという不安から、
子どもに口うるさくいってしまい、落ち着けない家庭にしてしまった…
というようなお話を伺います。
前半部分の、子どもの時にこうだったから… という部分を忘れて、
「○○するべき」 という部分だけが顕在意識にあると、
親御さんの欠乏感や、不安を埋めるために、
子どもを利用している、子どものエネルギーを奪っている
ということに気づけず、
当たり前のことを言っているのに、何でこうなってしまうのか分からない…
ということになってしまいがちです。
(UMIを受講する前の私のことですね…(汗)
前半部分の、子どもの時にこうだったから… という部分を忘れると、
本当の自分の(子どもの頃の)気持ちが分からない
そして、わが子の気持ちも分からない
となってしまいます。
なので、親御さんの子どもの頃の記憶を思い出す必要があるのですね。
ですが、苦しい経験をしている方ほど、なかなか記憶が思い出せないことが多いです。
そのようにして、ご自分の心をギリギリのところで守ってきたのですね。
ですが、自分の本当の気持ちが分からないと、
モヤモヤすることが多く、なかなか状況が改善しないですよね。
不登校やひきこもりの親御さんは
「○○するべき」
「△△してはいけない」
という制限が多く、それを緩めると、お子さんは楽に過ごせるようになるのですが、
親御さんの欠乏感や、不安がそのままになっていると、
無意識レベルで、お子さんのエネルギーを奪ってしまいます。
無意識レベルなので、なかなか親御さん自身では気づくことができません。
やはり、色々な不登校改善方法を試しても上手くいかないと感じる時は、
親御さんのインナーチャイルドを癒す
親御さんの欠乏感や不安と向き合う
なのですね。
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応援ありがとうございました^^